・・・先日の新聞に表記した「国内最大の弥生水田遺跡」の記事が出ていた。
弥生時代前期(約2400年前)の話なので、近畿の邪馬台国候補に挙げられている、巻向遺跡との関係はなさそうである。
しかし、このニュースを見てから、改めて奈良盆地を地図で見るとこの記事に書かれている御所市のあたりは大和川の上流の曽我川と葛城川に挟まれた水田地帯である。
奈良盆地は周囲を1000mクラスの山から、200mクラスの山に囲まれた平地で山から流れ出た川が集まって大和川になり、大阪湾に流れ込む日本古代の文明の発祥地として申し分のない地形であることを地図を見て今更ながらこの記事をきっかけに確認した。
北九州の地方は古代、朝鮮半島を介して文明の交通路として発展したが、生産力と国内交通路の要所としては古代においてはこの地が一番勝っているように感じる。