・・・今日の新聞に、人間ドッグ学会が新しい血液検査の基準を正常値を変更すると云うニュースが載っていた。
それによると、現在人間ドッグを受けている人の病気に罹っているか否かと云う事を、健康とする今の基準に照らし合わせてみると、現在の健康と認定する規格を緩和するべきと云う事が分かったらしい。
それで、この六月に正式決定して、来年四月から、健康か否かと判定する基準を変更するらしい。
「健康診断の基準値の変更内容」
実は、先週、私は人間ドッグを受けた時の血液検査の結果、総コレステロール値(T-CHOA値)は233で規格(140-199)外れだから、今後の治療について医者と相談する必要があると医者に言われた。
しかし、上の新しい規格の総コレステロール値は151-254だから、これによると問題なしと云う判定になる。
以前から、総コレステロール値については規格がおかしいと云われてきて、今回修正されたわけであるが、健康な人に薬を売りつけるのは、どう見ても、製薬会社の陰謀としか思えないように思える。
高血圧の判定も基準値の上限値が緩められ、検査による病人判定は減るだろう。 高血圧の薬は売れ筋だから、これは製薬会社にとって、大打撃であると思う。 日本の厚生行政はいろんな面で、間違った医療の指導でかなり問題があるのは周知のことだが、一番身近な、血液検査の規格値変更はまさしくこのことを如実に表している。