・・・昨日の午後三時から報道された、理化学研究所の笹井氏の会見のライブを見て、色々と感じるところがあった。
まず、会見を二時間見ていて感想は、彼はとても頭脳明晰な優秀な研究者であることを感じた。 会見での質問者の失礼な質問について、誠実に論理的に、且つ分かりやすく答えていた。 常に質問に対して、的確に十分な量を分かりやすく答えていたので、専門外である人間にとっても、彼が誠実に対処している印象であった。
質問者はテレビ記者、新聞記者、医療評論家などであったが、質問が、真実に迫ろうと云う態度でなく、人間としての感情や、失言を引っ張り出そうと云うような質問であったが、笹井氏は冷静に、かといって、つっけんどんでない答えを、十分な誠実さで答えていた。
過日、当事者である、小保方氏の発言を聞いていて、研究管理者と研究当事者との関係も、これだけ、超一流のテーマになると、他に、研究管理専門の人が必要と感じた。理化学研究所くらいであれば、当然いるはずの広報専門や管理者の存在を感じられなかったのは、お粗末である。 官庁などでは最近かなり整備されているようではあるが。 日本の研究管理の弱点のような気がした。
このようなビッグテーマについての、研究管理については工程管理、法律特許関係、発表の専門家、内容査察、広報など、システマティックな管理の取り組みが必要と感じた。