・・・先日、ラジオで「医療の安全と安心」と云う話が流れていた。 私が常々感じていたことと同じような内容を専門家が述べていたので、紹介する。
日本人の寿命が世界一を記録していることからも分かるように、日本の医療は世界一の水準にあるのは良く知られた事実であるらしい。 しかし、日本人の医療満足度については、世界ランキングで37位と低くかったそうだ。 医療満足度が一番高いのはイギリスです。 しかし、平均寿命から云うと、日本に比べると2歳以上低く医療環境は、それほどとは思えない状況らしい。 英国では、救急車は有料だそうだ。 日本の医療費は保険制度が整っていることから、各国に比べてかなり安いらしい。 にもかかわらず、日本人の医療満足度が低いと云うのは、どうもマスコミの所為らしいと云う事をラジオでは言っていた。
話が変わるが日本で一番、長生きな人が多いのは長野県です、その理由は医療制度が充実しているからでなく、行政も含めて、県民に医療の基本的な考えが、浸透している、県民の医療意識の違いが原因らしい。
つまり、話の結論は、医療制度の充実は「医療の安全」を表しているが、「医療の安心」は各人の心の問題であると云う事である。
先日このブログでも紹介した血液検査の総コレステロール値の規格が変更されて、今までは”病気”と判定される検査値が、新しい規格値では”健康”と判断されると云うような、「医療の仕組みは医療の安全」であって、「検査値を自分に当てはめ、考えて、健康に生かすことが医療の安心」らしい。
私も長らく生きてきて、その意味が、最近、少しわかってきたように思う。