・・・日常の生活の中で、過去の自分と同じような環境で生活している若い人や、一緒に暮らしている自分の子供のやっていること、言っていることを、そばで見ていると、
今、君達は、これをしなくて、何時するの・・・と、思う事が多々ある。
彼らは、自分の今の状況が、これからの人生も含め、人生全体から見て、今、どんな場所に居るのか、今何をやらねばならないのかは、経験がないから、当然、分かっていない。
その人たちの置かれている立場や、年齢と、同じころの自分を思い浮かべれば、私たち人生経験の豊富な者には、どう行動すればよいかは、容易に連想出来る。
そして、アドバイスはするが、残念ながら、余計なお世話で、受け入れてもらえないことが多い。
振り返って、若い人でなく、今の自分に置き換えてみると、残りが少なくなった老人の人生だから、自分のこれから先は見えなくても、その変化が起こり得る自由度は少ない。
だから、今やらなくてはならないことは誰であっても、容易に想像がつくと思う。
しかしである。万が一、ひょっとしたら、これからの人生に、私達の思いもつかない大きな出来事が待ち受けているかもしれない。
そのような状況も、本当は、これまでの人生の経験から、人の考える範囲は大したことが無い事を知っていて、人生、何が起こるかわからないのがこの世の中であることは、よく承知している。
万が一の変化を見落とさないようにするためには、何時も緊張感を持って、新しいことを常に実践していなくては、何も変化は起こらない、自分を甘やかさず、一生懸命こそ、これからの、良い人生を送る源の様な気がする。