・・・以前にも書きましたが、
私にとって、第一の日本古代史の謎は、
ある時突然、奈良盆地の東南の地に纏向遺跡という王宮が建設され、続いて、その地に古墳時代が始まります。
最古の前方後円墳の箸墓古墳がきずかれ、その後の約400年続く、古墳時代につながっていく。
この奈良盆地の東南の地はそれまでは、何もなかった場所であるというのに何故、というのが謎。
何故、突然、この地に王宮ができ、古墳時代が始まったか謎である。
第二の謎は邪馬台国の卑弥呼と大和朝廷の関係である。
日本の歴史について書かれた古事記や日本書紀には邪馬台国や、卑弥呼の事については、なぜか何も書かれていない。
記・紀には邪馬台国の時代についてのなんの記載もない。
箸墓古墳については、この古墳の建設事情について、詳しく記載されている。
記紀を書いた人たちは、自分達の祖先、大和朝廷と邪馬台国の関係をどう考えていたのでしょうか、それが謎です。
私が所蔵する古代史関連の本を繰り返し読み返しながら、自分なりに、それらの謎の説明を考えるのが、私の趣味の一つです。