小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

北海道初のノーベル賞

2010-10-08 08:18:24 | インポート
今朝3日ぶりにラン、ゆっくりと50分。
爽快な朝でした。


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北海道新聞 卓上四季10/7より

触媒(10月7日)「あの人がいるだけで、不思議と職場が明るくなるんだよね」「そうそう、本人は静かに飲んでいるだけなのに宴会だって盛り上がるしね」-そこにいるだけで、人と人との結び付きを深くする。「触媒」は、そんな人に似ている▼随筆家としても知られた化学者の千谷利三(ちたにとしぞう)(1901~73年)は、その役割をこう説明する。<触媒は甲、乙両方の物質に親和力を持っていて、このどちらのものとも円滑に、しかしながら軽く結合して、両方のものの化合の仲立ちをするのです>▼北大名誉教授の鈴木章さんにノーベル化学賞が贈られる。他の化合物と反応を起こしにくいため、見向きもされていなかった有機ホウ素化合物に着目。パラジウムを触媒にして、有機化合物の合成を飛躍的に向上させたことが高く評価された▼その発見は「鈴木カップリング」と呼ばれ、抗がん剤からテレビの液晶まで幅広く応用されている。気むずかしい化合物を結婚させて、私たちの生活を豊かにすることにつなげた。鈴木さんは「化学界の偉大な仲人さん」といってもいい▼「ノーベル賞とか特許とかを取ろうと思ったことはない。人の役に立つ研究を心がけてきた」と常々語っている。真摯(しんし)な姿勢がすがすがしい▼それぞれが「触媒役」を果たせば、世の中はもっと住みやすくなる。鈴木さんの研究成果からは、そんな励ましのメッセージも伝わってくる。

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時事ドットコム

ノーベル化学賞受賞が決まった鈴木章北海道大名誉教授(80)は、北海道むかわ町で生まれ育った。地元では今も「あこちゃん」と呼ばれ、町のあちこちで読書に励む姿から「二宮金次郎」のあだ名が付くほど、努力家で知られていた。
 名産のシシャモなどを扱う食品店を営む弟譲さん(76)によると、鈴木さんは6人きょうだいの長男で、16歳の時に理髪店を経営していた父親を亡くした。母親を助けるため、北大に入学後すぐ1年間休学し、町内の学校で数学や英語を教えて学費や生活費を稼いでいたという。
 譲さんの妻京子さん(70)は「理髪店は人の出入りが多くて勉強ができないから、屋根の上で読書したという話を聞いた」と振り返る。実家近くの橋の上で、立って本を読む姿を見た人もいたという。譲さんは「『むかわの二宮金次郎』と呼ばれていた。
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苦学した努力が報われたのですね。

北海道民としても本当に嬉しい話です。