小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

若い人たち

2010-10-22 03:58:30 | インポート
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なぜ一生懸命働いている若い人たちの給料が、年老いて労働効率も落ちていて感覚も古くなっている人たちの数分の一であることが当たり前の世の中なのか。(中略)
現在の年金制度は明らかにねずみ講であり、既得権益を握る者たちが詭弁を弄して、情報操作を行っているだけである。明らかに若い世代は搾取されているのである。

ソース:堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方
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ねずみ講とまでは言わないが、ある程度は正当な意見だと思う。
自分の世代と比較して、現在の学生たちの就職活動は何倍も難しい状況だ。
優秀な学生が就職できずに非正規雇用となって自分を含めた中高年を支えている現実に心が痛い。


50代正社員一人を切るだけで新卒3人が雇える。
新卒の3倍以上の生産性があるとはとうてい思えない。
彼らがそれだけ貰っている理由は、単に「景気が良い時期に入社したから」に過ぎない。

もちろん40代には40代の、50代には50代の人生設計がある。80代には80代のこれからの人生がある。
しかし、若い人たちとの負担と受益の不均衡は、早急に是正しなければいけないレベルだと思う。

日本銀行金融研究所の世代間会計に関するレポートがある。
世代間会計とは、現在の政策が将来も継続したと仮定し、医療や年金給付等の政府からの受取り金額から税金や社会保険料の支払額を差し引いた金額を世代毎に計算したものだ。
このレポートによると、世界中で世代間の不均衡が最も大きかったのは日本だったそうだ。


年功序列の給料体系や年金制度は、これ以上現行制度を維持することはできない。

このまま放置しておいて一番割りに合わなくてかわいそうなのは、
・・・これから生まれてくる子どもたちなのだ。



参考
全世代がロスジェネになる、その日まで!