竜王戦挑戦者決定戦

糸谷哲郎竜王の挑戦者を決める第28期竜王戦挑戦者決定三番勝負の第3局（渡辺明棋王 対 永瀬拓矢六段）が9月14日（月）に東京・渋谷区「将棋会館」で行われ、先手の渡辺棋王が121手で永瀬六段を下し、糸谷竜王への挑戦権を獲得しました。
渡辺棋王は、永世竜王の有資格者で第17期～25期まで9年連続で竜王を保持。対する糸谷竜王は、初の防衛戦をむかえます。七番勝負は、10月15、16日（木、金）に富山県黒部市「宇奈月国際ホテル」で第1局が開幕します。




きれいな投了図。
投了図以下、△１二同玉▲１三歩△同玉▲２四金△１二玉▲１三歩△同桂▲２二成香△同玉▲３三馬△１二玉▲２二金まで。
数手前の▲４四馬から数えて１９手詰は、トッププロなら一目なのでしょう。


渡辺棋王にとっては２年ぶりの竜王戦の舞台となります。
過去に９連覇を果たし、自身も「思い入れがあるタイトル戦」というだけに相当な気合が入っているはず。
棋界最高位のタイトル戦である竜王戦の七番勝負、さらに今期は札幌での対局も予定されていて、将棋ファンの自分にとって、これはもう目が離せません