同僚が打ち明けてくれた大きな決断に心からのエールを送りたい。
一度きりの人生、後悔のないよう自分自身のために生きることは、何よりも大切なことだ。
経済的な不安はあるだろうが、誰からも好かれるタフで優秀な君なら大丈夫。
その選択は間違っていないと、彼には心からの祝福を送った。
拍手を送りつつ、英断を羨ましく感じる自分がいるのも事実。
そして同時に、現状の仕事にモチベーションを見出すことができなくなってしまったという彼の言葉が頭から離れない。
彼は彼を溜め込んでいたのではないか。
有能な彼を重宝するあまり、組織が彼を消費し切ってしまったのではないかという問い。
そばにいる自分には、もっとできることがあったのではないか。
彼の悩みや不満を、せめて一緒に共有することができたのではないか。
旧態依然とした組織を見限り、優秀な者たちが去っていく。
前途洋々たる若者たちの顔は、数年間で、死んだ魚のような目をした虚ろな表情へと変わっていく。
この状況を打破するために、自分は自分のできることを、自分の精一杯で頑張ろう。
彼のおかげで決意を新たにすることができた。
俺は俺の責務を全うする!!