図書館で借りた本

直木賞にふさわしく、読み応えがあった。
「悲嘆も無念も悔恨も、時のふるいにかけられて、ただひとつの物思いだけが残される。虚に等しく、死に近いもの─その名を寂寥という」
人間は所詮ひとりだとする寂寥感。
たとえ家族がいたとしても、永遠には一緒にいられない。
だからこそ、友人、ご近所さん、趣味の仲間なり、誰かと繫がっていることがだ大事で、そんなゆるい連帯が生きていく上では一番のセーフティーネットになると著者は考える。
コロナの最も大きな罪は、人と人との距離を遠ざけたとこと。
コロナの最も大きな罪は、人と人との距離を遠ざけたとこと。
狭い飲み屋でぎゅうぎゅうになって飲む、あの感じがいつになったら戻ってくるのだろうと。






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