もともと蔵や納戸の奥に置かれたいた作品ですが、こうしてひとつひとつ紐解いて中身を確認しいくことは、骨董を趣味とする人には何よりの愉しいひとときです。ただ、もともとはネズミの糞や虫の死骸、蜘蛛の巣、埃にまみれた中から取り出すことが多いので、そういうことが嫌いでないことが素養として必要です。
そしてそういう品のほとんどがガラクタですので、いいものを見つける眼が必要です。漆器の良し悪し、陶磁器の時代の判断や良し悪し、掛け軸の評価が解らないとただガラクタに遊ばれます。ガラクタに埋もれている骨董趣味の御仁がいかに多いことか。ガラクタと読んで我楽多と書く世界です。
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