夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

ちょっとした作品 古伊万里 色絵兎唐草文茶碗

2021-09-24 00:01:00 | 陶磁器
古伊万里には抹茶用の茶碗はない、向いていない、というのが一般的な考え方。小生も恐らくそうだろうと思っています。磁器の器は基本的に茶席には向いていませんが、本作品を購入した理由は茶碗というより食器に使えるかなという思いからです。少し小さめのどんぶりとか・・。

古伊万里 色絵兎唐草文茶碗
誂箱
口径126*高さ82*高台径



磁器の器が茶席に向いていないのはその熱伝導率ですね。熱が逃げやすいので冷めやすい、熱が伝わりやすいので熱くて持てない?



ただ夏のお茶碗には使えないこともないでしょうか?



本作品の魅力へ絵付けの丁寧さ、兎の絵がかわいい、見込み内の染付もいいですね。



ともかく作りが丁寧です。幕末から明治にかけての作でしょうか? 最近は幕末の作から明治初めの作まで「古伊万里」と称するようです。



外側の色絵と内側の染付の対比がいいですね。



このような丁寧な好感の持てる古伊万里は意外に少ない。とくに量産体制に入った幕末から明治初期の作品には少ないようです。



茶碗としても使えそうですね。






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