
生前退位についての述べられた天皇陛下の会見放送(2016年8月8日放送)に際して後ろの飾られていた大皿が話題になっているようです。

少しアップしてみるとどうも島岡達三の作品に相違ないように思われます。

島岡達三の大皿というと最近「なんでも鑑定団」に出品され、高値をつけた記憶があります。インターネット上にその記載がありましたので紹介します。
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中島誠之助の評価 評価金額500万
「名品。島岡達三は濱田庄司に弟子入りし、濱田とそっくりな物ばかり作った。そこで濱田が自分の独特のものを考案しろと諭した。それで作ったのが依頼品にもみられる「縄文象嵌」。
まだ生の土の上を、組紐を転がしていく。そこへコバルトを混ぜた白い土を埋め込む技法。依頼品の見込みには円い窓が六つあるが、その中に白泥と鉄砂で草花文を描いている。それを1300度くらいの高温で焼き締め、叩くとまるで磁器のようなカーンという音がする。
箱に「地釉(じぐすり)」と書かれている。これは透明釉の中に磁器を焼く時のカオリンという土を僅かに混ぜ、それで全体を上掛けしてある。そのためしっとりとした柔らかさがある。これが島岡達三の焼き物の特徴。依頼品は生涯の傑作だと思う。」
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おそらく会見に際して飾られた皿と「なんでも鑑定団」に出品された二つの皿は50センチを超える大作だと思われます。
30センチ程度の皿はよく見かけ、小生の近くのビルの社長の応接室にも飾れていました。
なんでも鑑定団の評価金額は滅多にない大きさの作品なのだろうと推測されますが、さすがに500万はしないと思われます。また会見の後ろに飾られて作品もまた同程度の大きさで、宮内庁お買い上げの作品ですから展覧会出品クラス以上の出来のよさだろうと推測されます。
30センチ程度の大きさの皿は価格は15万程度ですが、40センチ前後以上の大きさの皿はそれよりは珍しくなります。それでも相場は25万程度かな?
ということで本日は当方では浜田庄司の脇役として蒐集している島岡達三の作品の紹介です。さすがに当方では50センチクラスの大皿は無いので40センチクラスの作品となります。
地釉象嵌縄草花文皿 島岡達三作
共箱
口径397*高台径*高さ83






島岡達三の作品は浜田庄司の作品が銘がないのに比して、「タ」の刻銘が作品に入れられています。ただこれも非常に真似しやすく、浜田庄司の作品と同様に共箱がないと真作とは認められませんし、評価金額は格段に落ちます。ただしもともとそれほど高い評価金額の陶芸家ではありません。

以前に紹介した「土瓶」も同じ作りです。

写真のように共箱の作品に限らず、骨董を収めた箱はきちんと箱が汚れないように保護しておきましょう。保護紙に中の作品が解るようにしておきます。中を見ないと作品が解らないということは探すときにたいへんで、作品や箱を傷める原因になります。ただし基本的にいい箱には写真は張らないほうがいいでしょう。

収納もきちんとしておきます。当方では陶芸作家の作品は専用の収納棚にしています。

展示してあるときは箱はすぐにわかるように展示品の専用の箱を置く場所を確保します。でないと箱と作品がばらばらになる可能性が高くなります。
地震などで落ちても空き箱・・・・。

これらの作品はコレクターを通しての入手で、当方のこのような保管方法を知っていて、廉価にて譲ってくれたものです。このよいうな入手の作品は多いものです。コレクターはきちんと後世に伝えてくれることが一番のこととして考えますから・・・。
すぐに売ってしまうことを考える人には持つ資格がないのです。ところで下記の大皿・・。50センチを超えますが、たしか評価金額は「なんでも鑑定団」でも500万はしなかった筈・・・・。骨董の評価なども含めてマスコミに流されないようにしましょう。

「マスコミと書いて嘘と読む、外食と書いて毒と読む、会議と書いて無駄と読む。」これは真実というより訓告という意味でしょう。
本日は真贋などという野暮な質問はなしですね。

少しアップしてみるとどうも島岡達三の作品に相違ないように思われます。

島岡達三の大皿というと最近「なんでも鑑定団」に出品され、高値をつけた記憶があります。インターネット上にその記載がありましたので紹介します。
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中島誠之助の評価 評価金額500万
「名品。島岡達三は濱田庄司に弟子入りし、濱田とそっくりな物ばかり作った。そこで濱田が自分の独特のものを考案しろと諭した。それで作ったのが依頼品にもみられる「縄文象嵌」。
まだ生の土の上を、組紐を転がしていく。そこへコバルトを混ぜた白い土を埋め込む技法。依頼品の見込みには円い窓が六つあるが、その中に白泥と鉄砂で草花文を描いている。それを1300度くらいの高温で焼き締め、叩くとまるで磁器のようなカーンという音がする。
箱に「地釉(じぐすり)」と書かれている。これは透明釉の中に磁器を焼く時のカオリンという土を僅かに混ぜ、それで全体を上掛けしてある。そのためしっとりとした柔らかさがある。これが島岡達三の焼き物の特徴。依頼品は生涯の傑作だと思う。」
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おそらく会見に際して飾られた皿と「なんでも鑑定団」に出品された二つの皿は50センチを超える大作だと思われます。
30センチ程度の皿はよく見かけ、小生の近くのビルの社長の応接室にも飾れていました。
なんでも鑑定団の評価金額は滅多にない大きさの作品なのだろうと推測されますが、さすがに500万はしないと思われます。また会見の後ろに飾られて作品もまた同程度の大きさで、宮内庁お買い上げの作品ですから展覧会出品クラス以上の出来のよさだろうと推測されます。
30センチ程度の大きさの皿は価格は15万程度ですが、40センチ前後以上の大きさの皿はそれよりは珍しくなります。それでも相場は25万程度かな?
ということで本日は当方では浜田庄司の脇役として蒐集している島岡達三の作品の紹介です。さすがに当方では50センチクラスの大皿は無いので40センチクラスの作品となります。
地釉象嵌縄草花文皿 島岡達三作
共箱
口径397*高台径*高さ83






島岡達三の作品は浜田庄司の作品が銘がないのに比して、「タ」の刻銘が作品に入れられています。ただこれも非常に真似しやすく、浜田庄司の作品と同様に共箱がないと真作とは認められませんし、評価金額は格段に落ちます。ただしもともとそれほど高い評価金額の陶芸家ではありません。



以前に紹介した「土瓶」も同じ作りです。

写真のように共箱の作品に限らず、骨董を収めた箱はきちんと箱が汚れないように保護しておきましょう。保護紙に中の作品が解るようにしておきます。中を見ないと作品が解らないということは探すときにたいへんで、作品や箱を傷める原因になります。ただし基本的にいい箱には写真は張らないほうがいいでしょう。

収納もきちんとしておきます。当方では陶芸作家の作品は専用の収納棚にしています。

展示してあるときは箱はすぐにわかるように展示品の専用の箱を置く場所を確保します。でないと箱と作品がばらばらになる可能性が高くなります。
地震などで落ちても空き箱・・・・。

これらの作品はコレクターを通しての入手で、当方のこのような保管方法を知っていて、廉価にて譲ってくれたものです。このよいうな入手の作品は多いものです。コレクターはきちんと後世に伝えてくれることが一番のこととして考えますから・・・。
すぐに売ってしまうことを考える人には持つ資格がないのです。ところで下記の大皿・・。50センチを超えますが、たしか評価金額は「なんでも鑑定団」でも500万はしなかった筈・・・・。骨董の評価なども含めてマスコミに流されないようにしましょう。

「マスコミと書いて嘘と読む、外食と書いて毒と読む、会議と書いて無駄と読む。」これは真実というより訓告という意味でしょう。
本日は真贋などという野暮な質問はなしですね。