来年の2018年には渡辺省亭の没後100年にあたり、それを目前に控えて、近年、急速に研究が進み、美術評論家たちの中で最も話題となっている画家です。
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このような作品を「掛け軸は黴臭い」とか「汚らしい」とか言われる御仁がよくいますが、シワもあり、虫食いもある、これが古い掛け軸の魅力なのですよ。
本作品は小点(小さな南画の作品を総じての名称)ながら、味わい深い作品だと私は評価します。
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叔父が数多くの酒井三良の作品を旧蔵しており、自宅を訪ねた時に床に掛かっていた軸が酒井三良の作品でした。「酒井三良は知っているだろう?」と尋ねられたのですが、当時まだ知識の浅い小生は首を横に振ったら、叔父が残念そうな顔をしていました。叔父は酒井三良の作品がとても好きだったのだろう。 . . . 本文を読む
「黒高麗」としてでなくても「黒釉花入」であろうとも、実に姿の良い、また景色の趣のある作品といえることに変わりはありません。というか黒高麗はそれほど形が良いものが少なく、ましてや黒釉そのものに味わいがあるものも少ないので、逆説的な発想もありえます。 . . . 本文を読む