月は円満な悟りの境地を、指し示す指は経典を象徴していますが、月が指の遙か彼方の天空にあるように、「不立文字」を説く禅の悟りは経典学習などでは容易に到達できず、厳しい修行を通して獲得するものであることを説いています。 . . . 本文を読む
染み抜きして、裏打ちして、手元にあった額に入れてしばし真贋を含めて出来の判断・・。入手した作品を手間をかけてからじっくり判断することのみが鑑識眼向上への早道と信じています。この額にいつか真作の収まる時が来るのを祈るのみ・・・
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20世紀初頭ヨーロッパで北斎以来の日本画家とされ、もっとも知られた日本画家と称されました。逸翁こと小林一三が評価していたため、大阪府池田市の逸翁美術館にまとまって収蔵されています。
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款記に「庚申冬」とあり、1860年(安政6年・7年~万延元年)の冬の作で、平福穂庵が18歳の頃の作。最初の知られている平福穂庵の作品は7歳の作で、平福穂庵は教育環境に恵まれ、早熟な画家であったとして知られています。 . . . 本文を読む