「若非似水清無底(もし水の清く底無きに似たるにあらざれば)
争得如氷凛拂人( 争いて氷の如く凛として人を払うを得)」という漢詩に山岡鉄舟は上記の会談に臨む心境を重ねてように思われます。
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秋にちょうど良い掛け軸でしょうか? ぽっかりと浮かんだ丸い月を背景に、水辺に姿を見せた白鷺。どこか幻想的な雰囲気が漂っています。秋草も風に揺られているような、季節感溢れる掛け軸ですね。
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週末には久方ぶりに刀剣に手入れ・・。当方の蒐集作品ではなく、先祖伝来の品々であり、ものが物騒なだけに時間に追われていない時にじっくりととりかかります。ときおりメンテしているのでちょっと油をつけて拭く程度の手入れで済みました。さて本日の作品紹介です。下村観山は、岡倉天心が日本美術院を茨城県北部の五浦海岸へ移した際、横山大観、菱田春草、木村武山とともに同地へ移住し画業を深め、近代日本絵画の礎を築いた日 . . . 本文を読む
離れに設けた茶室の縁側はもっぱら洗濯物の干場になっていますが、暖かくなってきてクマガイソウや牡丹などが咲いた縁側からの庭の眺めは気に入っています。「はじき」とは香合などの蓋の甲に 弦形の摘みのついている物で水指の替蓋にも必ず付いていることの多い形状のつまみのようなものです。本作品はやかんのつまみ?のような形状をしている珍しい作品です。志野香合合箱幅42*高さ35このようなつまみは志野の香合では具象 . . . 本文を読む