夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

唐美人 その2 寺崎廣業筆 明治末年頃 その100(整理番号)

2022-10-06 00:01:00 | 掛け軸
他の工事の合間にて仕事を進めている我が家の天井張り替え工事・・。すこしずつ仕上ってくるのですが、照明の追加など「あそこはこう」とかの考えがあとで出ます。自宅の改装はじっくりやるほうが後悔しないで済むというのは当方の考え。本日は本ブログでお馴染みの寺崎廣業の作品紹介です。風景画・山水画などの作品が多い寺崎廣業の作品群ですが、実は美人画がもっとも評価が高い作品となっています。美人画の作品数は非常に少な . . . 本文を読む

関羽図 片山楊谷筆 天明年間

2022-10-05 00:01:00 | 掛け軸
家の天井張り替えの第2段。とりあえず試験的に勝手口周りは完了。第2段階は中央廊下・・、いつまでかかるやら・・???本日の作品紹介は片山楊谷の作品です。長崎生まれの片山楊谷(ようこく、1760-1801)は、巡遊先の一つの鳥取で多くの弟子を作り、その評判を耳にした鳥取藩池田家の分家である西館の藩主の池田冠山に引き留められ、茶頭の片山家に養子入りしています。このように望まれて鳥取藩あるいはその支藩に登 . . . 本文を読む

蓬莱神仙山図 篁牛人筆 昭和20年代

2022-10-03 00:01:00 | 掛け軸
最近なにかと縁のある篁牛人の作品紹介です。蓬莱神仙山図 篁牛人筆 昭和30年頃紙本水墨着色軸装 軸先骨 合箱 全体サイズ:横657*縦2075 画サイズ:横470*縦1423改装の必要あり この頃の篁牛人の制作時期は画集では第2期:1949年(昭和24年 48歳)~1965年(昭和40年 64歳)と整理されています。この時期の篁牛人の作風は彩色画の時代と言えます。昭和20年以降は経済的に困窮し、麻 . . . 本文を読む

リメイク 金城次郎の大皿 6点

2022-10-02 00:01:00 | 陶磁器
旅先で息子と見たよくできている大きなジオラマ。「いつか二人で作ろうね」と息子。「え~、勘弁してよ。どこに作るんだい?」と尋ねると「ん~~」だと・・。さて本日の作品紹介です。収納場所に困る大きな作品・・、金城次郎の皿の作品は基本的に40センチを超える大皿に魅力があります。壺屋時代 白化粧地呉須魚文大皿 金城次郎作(無銘) 大皿 その1誂箱(2019年3月)口径436*高台径248*高さ87無銘の頃の . . . 本文を読む

寛政庚申浅絳夏日山水図 伝釧雲泉筆 寛政12年(1800年) その34(真作分類番号)

2022-10-01 00:01:00 | 掛け軸
9月の3連休に出かけた先でリニアモーターの試乗・・。二人での試乗の体重制限は100キロ。ちょっとオーバー、ちゃんと浮いていたよう・・?本日は久方ぶりに釧雲泉の作品紹介です。本作品の落款には「庚申夏日冩於黄備之寓居 雲泉岱就 押印(雲泉之印:白文朱方印)」とあります。よって寛政12年(1800年)の夏に描かれた作品と推定されます。*「黄備之寓居」と記される釧雲泉の作品には多くの贋作があり要注意ですね . . . 本文を読む