これが本当の意味での2011年初記事。
元旦1/1にUPされた記事はいつもの時間差攻撃です。「騙された
」と思う人はgooブログの特長としての「予約投稿」を御覧ください
。これができるようになってから「毎日更新する」手間が省け,記事を書いておいて数日おきにUPするという,計画的なブログ運営ができるようになりましたんですヨ
さて。全然話は変わりますが,オズマ父母のお墓は購入済み(生前墓というものですね)。近所で区画整理したら運良く空いたので迷わず購入したら,そこは真言宗・豊山派だったのです。5年くらい前でしたでしょうか。
調べてみると,豊山派の総本山は奈良・長谷寺だといいます。では,やっぱり新年早々,初詣を兼ねて父母を連れて(連れられて)の長谷寺参りが決まりました
。
新幹線予約やら近鉄特急予約やら,過去に養ったインチキ出張....,じゃなくて“効率的な”出張計画の如く,ネットと窓口でポンポンと切符を予約。京都駅から目的地の長谷寺駅まで,近鉄急行ではかなり時間がかかるので,日帰りならではの特典?で初めて近鉄特急に乗りました。
京都駅には東京始発の「のぞみ」で行ったので8時20分頃に到着。雪の影響で10分ほど遅れましたが,琵琶湖がしっかり見えましたヨ。
2年ほど前まで毎月のように来ていた京都も,久々に来ると変わっています。知らないうちに,駅前の大きな駐車場がイオンモールに変わっていました。京都も画一的なつまらない都市になってしまうのかと不安になります。便利ではあるでしょうが...。
その近鉄特急で,まず大和八木まで行きます。特急だと50分あまり。急行だと1時間はかるくかかります。そこで驚いたのが,東京育ちのオズマにとって「私鉄の特急=小田急ロマンスカー」のイメージがありますが,まあ,とにかく全然違います。はっきりいってカッコヨクない....
。でも,ちょいと面白いテーブルがありましたのでご紹介します。
これをどうするのか,説明がほしい。
普通は説明書きがあるのでは。
近鉄で戸惑うのは,とにかく「案内」の見にくさです。時刻表はさすがに見慣れましたが,特急券自販機では買い慣れない人々でごった返し,しょうがなくオズマが駅員の代わりにピピピと画面をタッチ。近鉄駅補助員としてぜひご活用ください
。
迷った挙句,
ちょっと手前に引き出す。
そして下から持ち上げて回転。
この図解をイスに貼っておかないと使えないんじゃないの。
そしてあっというまに大和八木に到着。7年ほど前に出張で来た記憶がありますが,記録は会社にあるのでわかりません。とにかく遠かったイメージですが,特急なので速いです。
乗り換えは分かりやすかった。
とりあえず時刻表はマストアイテムでしょう。
さすがにターミナル駅ですな。
ここから長谷寺駅までは準急で向かいます。所要時間は20分ほどですが,クルマだとかなりかかりそうな山道です。箱根駅伝5区のようなキツサ,といえばおわかりでしょうか。
長谷寺駅。温泉もあるというのにわびしい。
これで総本山がある駅なのだろうか。
とにかく「大和」という名称が目につきます。
大和西大寺とかネ。
近鉄のわかりにくさは,「大和西大寺」と「近鉄西大寺」が同じ駅であるように,通称名と正式名称がごっちゃになっているところです。事前に調べていないと,「ここどこ
」となること請け合いです。え
携帯で検索するから大丈夫
オズマは古い
それでもきっと最初は迷います。「大和郡山」と「近鉄郡山」なんかも,地図と社内放送が違いますしね。
まあ,旅の楽しみは「迷い道」にあり,ということですよ。
長谷寺駅はさびれていたが,電車は1時間に3本。
十分生活できるレベルです。
元旦だというのにまったくさびれています。
仏心はどこへ行ったのか? 時間差攻撃ですか?
こういう山間の街です。桜井市にあります。
参道がこれまた寂しい。
鎌倉・長谷寺の騒々しさも困りますが。
大晦日は右の写真のようにかなり美しいものが見られた様子。
祭りの後,ということなんでしょうか。でも,「元旦ご開帳」でした。
駅から15分ほど歩いて到着。結構坂道なので汗だくです。
とにかく写真を撮る。あとで詳しく読む。
遠くに山門が見えます。
やはり1000年超えてます。全国の長谷寺信仰の総本山
だけに歴史は長いです。
この階段が長いです。
江ノ島「エスカー」みたいなものはありません。
もっとも,これがいいのですが。
境内は十分見所あります。
雪が残っていても実に爽やかです
。
予報では雪とも言われていましたが,オズマ父が「晴れ男」
なので大丈夫でした。
新しすぎて感動はないですが,
まあ一応写真を。
さて,こんな写真ばっかりですが,今回はご本尊の十一面観音菩薩様にお会いできました。その高さ,実に10m近く。元旦ご開帳なんてことは調べずにきましたが,この仏様に出会えたことは一生の記憶です。何度も合掌してしまいました
。
最近は,お寺が「パワースポット」などと言われていますが,個人的には「人々の祈りの力がこもった場所・物体」だと思います。オズマは「仏臭い」のでこういうことを平然と語ります。ゆえに,とくにお年寄りに妙に受けますが,別にオズマは人格者じゃありません。ただただ仏像が好きなだけ。美術品として飾られるものは好みでなく,とにかくそのまなざしに出会いたい,ただそれだけです。
そんなわけで,ご本尊とじっくり体面し,いろいろなことを考えながら境内をフラフラ。ともに古希を超えた父母もクタクタ
のようですが,健康は歩くことから,なので,強制的にどんどん連れ出します
オズマの孝行は厳しいのです(嘘)
一応お土産も売っていましたが....。
こんなお餅を頂きました。
翌日お雑煮で頂きました。
しっかり普通においしかったです。
こういう坂道がいいですね。毎日お参りするだけで
体力増進もできるという。
山門をもう一度。
なかなかカメラに収まりません。
この時点で3時間が経過。ええ,境内をじっくり廻って3時間。ツアーが30分ほどでパパッと済ましてしまう合理的な行動は,たしかにツアーにはいいのですが,オズマは仏臭くじっくり楽しみたいので,とくに初めてのお寺は最初から最後までじっくりと観ます。わからなくても全部読む。記録できるものは記録する。帰宅して再度読む。これが好きなんですよ。
長谷寺は季節の花々が美しいことでも有名のようです。いまはボタンが非常にいい感じで咲いていました。寒さに耐えながら,しかし,しっかり花をつけているところに,管理する方々の心の暖かさとお花の生命力を一致させる,まさに「悟りの道」があるのではと思います。
お昼ごはんは,参堂近くのお店で摂りました。
煮麺定食。古代米とセットで1050円だったかな。
関西の味付けはいつ食べても美味しいネ。
さて,食べ終わると13時チョイ。帰りの新幹線は17時32分京都発なので,もう一つぐらいお参りできそうです。
「そうだ,やはり最後は東寺にしよう」
というオズマの一方的提案で,帰りも近鉄特急で一気に北上です。
京都駅で,なぜか帰り道に増える荷物をコインロッカーに預けます。ちょっ疲れたのでタクシーで一気に移動します。
真言宗の総本山。
元旦ライブ?が行われています。
実は,いつもの通り金堂・講堂を見て,立体曼荼羅に変わらず感動し,薬師如来にじっくり怒られようと思ってきたのですが,なんと五重塔内陣が特別公開されているというじゃありませんか。お正月だけの特典で拝観料も大幅にUPしていますが,これを逃すとそうは観ることのできないところです。
やった,ついに五重塔の内陣だ....としばし感激していると,不届き者がフラッシュ撮影をしたようです。係員の方が
「写真撮影はおやめください」
といっているのに写真撮影する不届き者。基本的に,国宝級の仏像にはフラッシュでもかなりの刺激になってしまうということが想像できない不届き者。最後に気分がわるくなりましたが,仏様のご加護でこちらは満足です。
この後は,京都市内をほとんど歩いたことのあるオズマが父母を連れて裏道で京都駅まで。長屋が残る風景・道祖神がしっかり祀られている風景。駅から至近なのに,なぜか心温まる風景がありました。そしてそれが京都なのだと,ショッピングセンターじゃないところを廻らないと観光じゃないと,オズマは心新たに思うのでした。
では,そのほかの細かいことは分割してネタにします。釣りに行けないので,ブログの記事を確保するためには手段をいとわないのです。これがオズマのど根性....というか,毎回のセコイ作戦です。ワハハハハ。
京都にきたら東寺。何度目の拝観か記憶になし。
五重塔内陣はすばらしかったです。