オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

最後の1600GT。本当に目をつけるなら「ゴム」部品がキーだ。

2013年05月28日 00時01分12秒 | オズマのクルマよもやま話

 僕の1600GTは,予想通り,中古になってからそれなりの相場になっている。要は,程度でかなり差があるが,1600GTのMT仕様のみが評価されているということ。まるでレビンやトレノのようだ。

 しかし,この1600GT,前期が5MTで後期が6MTなので,一般には6MTに人気があるようだ。

 しかしそんな単純な中古車選びは危険だと,中古車歴20年以上のオズマは語ろう。

 中古で何より重要なのが「整備されてきたかどうか」だ。記録簿があれば最良。しかし,普通に車検だけ通すレベルなら,トヨタは基本的に壊れないので,絶好調でなくとも通ってしまう。

 後期のウイークポイントは6MT。これゆえに,車重が前期より20キロも重い。灯油缶一つ余計に積んで走ったらどうなるか,想像するだけでも重い。高速以外で使わないギアが本当に必要どうか考えてみよう。

 そしてまた,この写真のように,後期は派手な外装もある意味危険。警察のネズミ捕りに出会った日にはすぐに目を付けられるだろう。

 また,車高ダウンもよろしくない。ロクに社外パーツがないこのクルマではなにより純正が危なくない。長く乗るならやはり純正の足回りが必須だ。

 あとはとっておき,「ゴム」部品を見極めること。弾力があるかどうか,まずは新品にさわっておき(最近の新車でよい),それに近い弾力があるかどうか,ウェザーストリップからエンジンルームまで触ると,記録簿にない,クルマの寿命がわかる。実際,僕の1600GTは,ゴム部品が極上だったし,いまもほとんどが大丈夫。それはマメなメンテをしているからだ。そしてそういう,普段やらないメンテがしっかりされているクルマこそ「掘り出し物」なのだ。

 だが,僕のようにやたらに中古車に詳しくなってしまうと,お店の人に煙たがれれることしばしばだ。でも,こんなチェックをされて嫌がるようなところなら購入しないほうがいいだろう。

 それにしても生産中止から10年以上が経過するというのに,MTだけが評価されるというのは,やはりいまの時代にない,最後の輝きがあったからだろうね。頑張れ,1600GT!