オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【アベノミクス効果は限定的】それでも過激な値引き競争は続くのだ。

2013年05月10日 00時17分25秒 | オズマの考える政治・経済問題

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 これは予想通りだろう。

 僕の近所には「洋服の青山」が数年前にオープンし,この地域の値引き競争の一端を担ってきた。しかし,そこへ今度は斜向かいに「AOKI」が開業するという。

 異常事態である。

 しかし,この価格競争の異常さが普通になって20年あまり。安売りで,それ以外に技術のない小売店は非常に経営が厳しい。技術があっても,その技術料をまともに請求できないのが実態なのである。

 およそ特殊業務,もしくはニッチ分野でしか生き残ることしかできないのではと思ってしまう。

 僕の会社も,怠惰な経営で15年ほど前に経営危機にさらされた。世の中がITバブルで浮かれていたとき,自分は転職を考えていた。しかしいま,踏みとどまって薄給に耐えていると,それでもまだマシなのではと思うことはある。

 異動前の部署がそうだった。終わりのない仕事。いくらやっても次から次から自転車操業。いまの部門もそういう面があるが,見通しがたつだけでも気分が楽だ。いつから忙しいかそうでないかがわかるということと,個人営業でなくチームプレー(もちろん泥だらけのチームプレーだが)というのも,達成感を共有でき,とにかく精神面はずいぶん救われた。

 釣具は幸い値引き合戦になっていない。これはニッチ市場で,メーカー主導の価格設定が生きているのだろう。釣具店という業態に詳しくはないが,ベリーの経営が成り立つのも,おそらく釣具というとてもニッチな世界のせいかもしれない。

 とにかくアベノミクス効果は限定的である。「成長戦略」に「教育再生=義務教育・週6日制」が盛り込まれて実現したら,僕はとりあえず安倍を認めよう。でも自民党に投票はしないけどね...。勇ましいことをいうのは結構だが後始末ができないイカンのよ。