デビュー3戦目となった広島オール新人戦2着で表彰式へ ( 白色・1番車 )
デビュー戦 1着 ( 赤白の7番車 ) 久留米競輪場にて
デビュー戦。一生に一度の晴れ舞台。
そんなデビュー戦は、緊張よりも走るのが楽しみだった。
ゴールまで夢中でペダルを踏み続けたら、ぶっ千切っていた。
それがプロとしての記念すべき1勝であり、
競輪人生のスタートだった。
昨日、ガールズ競輪の最初の優勝戦が平塚競輪場で行なわれた。
予選を勝ち上がった7名の中で圧倒的な強さを見せつけた加瀬加奈子が
優勝に最も近い選手だと思っていた。
だが、そんな予想を覆すように19歳の小林莉子選手が
加瀬選手の番手から追い込んで歴史に名を刻んだ。
逃げた加瀬選手は3着に敗れたものの、価値ある3着だったと思う。
ガールズ競輪の初日のデビュー戦を観戦したが、
多くの選手に気負いと硬さが見られた。
デビュー戦は緊張するものだが、
敢闘門を出て発走機に着く前に落車した高松美代子選手。
元教師で50歳の最年長選手だけに、
本人も 「 なにをやっているんだろう 」 って思ったに違いない。
競輪は脚力もだが、メンタルな面でも勝負を大きく左右するものである。
全選手のコメントが 「 自力 」 「 逃げたい 」 だった。
自力は先頭を走る分だけ風を受ける。
自力選手は自分で主導権を握ってレースを作れる有利さはあるが、
「 風を勝つ 」 。もしくは 「 空気抵抗に負けない力 」 を持っていなければ、
そう容易く勝てるものではない。
逃げる勇気、風を切る勇気が要る。
その勇気も厳しい練習を経た勇気でなければ本当の勇気ではないということだ。
とにかく志が大きければ、大きいだけ練習をしなければならない。
一に練習、二に練習、千に万に億に、練習なくして勝利なし。
まだ勝負は始まったばかり。
がんばれ!がんばれ!