「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

佐賀県有田町  ・  色鍋島と今右衛門 ( 十四代 今右衛門の墨はじき)

2012-07-05 17:00:20 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



色鍋島と今右衛門 ( 十四代 今右衛門の墨はじき)











先日、有田に行った時に立ち寄った今右衛門である。
十四代 今泉今右衛門さんの作品は斬新なデザインで
個人的に好きな作品である。

その作品の特徴として 「 墨はじき 」 と呼ばれる技法を取り入れている。
「 墨はじき 」 とは、江戸期から鍋島ではよく使われた技法である。
技法の手順としては、まず墨で文様を描き、その上を染付けの絵具で塗る。
すると墨に入っている膠分が撥水剤役目をし、
墨で描いた部分の染付けの絵具をはじく。

その後、素焼の窯で焼くと墨が焼き飛び白抜きの文様が現れるという、
染織のろうけつとよく似た技法を用いている。

鍋島では、この 「 墨はじき 」 による白抜きを背景を引き立たせるために
背景の表現方法として多く使われている。
「 墨はじき 」 による白抜きの技法は、染付けの線描きされた部分と比べると、
やさしい控え目な印象を与える。

鍋島ではその特性を最大限に活かし、
あえてひと手間かけて 「 墨はじき 」 の技法を用いることにより、
背景を控え目にするという、鍋島らしい神経の遣い方がみられる。



熊本県上天草市 「 松ヶ鼻麦瀬照射灯 ( 動画 ) 」

2012-07-05 16:46:25 | 熊本の灯台



松ヶ鼻麦瀬照射灯













松ヶ鼻麦瀬照射灯の詳細については以前紹介したので、控えさせてもらいます。

昨日のスーパーイーグル同様、未編集の動画の中に埋もれていたもので、
こうして再び掲載に至ったというわけである。
写真同様動画も日の目がみれて良かったと思っている。








大分県中津市耶馬溪町  ・  水害に遭う前の 「 やばの駅 」

2012-07-05 15:58:10 | ニュース
















国道212号線は1級河川の山国川と平行して走る。
その道沿いにある 「 やばの駅 」 。
耶馬渓には、羅漢寺がある 「 羅漢寺耶馬渓 」 。
耶馬渓ダムなどがある 「 本耶馬渓 」 。
一目八景や多くの温泉がある 「 深耶馬渓 ( しんやばけい ) 」 。
そして、旧・山国町を中心とした 「 奥耶馬渓 」 とがある。
ボクは福岡県に住んでいるが、同じ福岡でも都会のことはまったく知らない。
だけど以上の耶馬渓に存在する石橋ならば、山や川を含めてほぼ把握している。

そんな耶馬溪のいつもある風景の中に 「 やばの駅 」 があり、
サイクリングロードがあった。
それが当たり前の風景で、日常だと思っていた。

この日常の風景が人災ではなく、天災によって一瞬にして無くなってしまう。
こんなことがない限り、日ごろ感じない当たり前に対しての 「 ありがた味 」 を感じない。
「 ああ、家があってよかった 」 、 「 ご飯が食べれてよかった 」 と、
「 その当たり前 」 をつくづく感じる。

これは、病気や怪我と同じで、どこか具合が悪くなると、
その部分の大切さを知らされる。
ふだん何も無いときには感じなかった大切さと役割をまざまざと思い知らされるのである。
ボクは出来た人間ではないので、 「 喉元を過ぎると 」 熱さを忘れてしまう。

それでも、こうして書いていると 「 当たり前のありがたさ 」 を改めて知るのである。




昨日の 「 こもれび 」

2012-07-05 15:20:41 | 日記 ・ イベント

















昨日の夕方、からあげを買いに行く途中、
雲の間から “ こもれび ” が差し込んでいた。
信号待ちでパチリと写してみたが、
実際に見た情景ほど “ こもれび ” を感じなかった。

豊前海の上には虹が架かっていたが、
連なる車の流れを停めるわけには行かず、そのまま走った。


“ こもれび ” を見る度に思うことがある。
それは、この世とあの世とを結ぶ 「 天国への階段 」 だと・・・