普天間移設代替案にあがっている伊江島補助飛行場
空から見た伊江島に3本の滑走路が見える
上から伊江空港・伊江島補助飛行場・米軍が利用する滑走路
島内の米軍施設には鉄条網が張り巡らされている
米軍基地内にある管制塔( 監視塔? )
備瀬から見た伊江島のシンボル 「 伊江島タッチュー ( ぐすくやま ) 」
米軍再編に関する米国防総省第三者機関の報告書には、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設が実現しない場合について、
二つの県内移設代替案が記されていた。
ひとつは、過剰なまでの離着陸を繰り返す那覇空港の未着工の那覇空港第2滑走路。
二つ目は、伊江島補助飛行場(伊江村)である。
民主党政権誕生後、県外移設を訴えてきた沖縄では、
県内移設に固執する米国への反発の声が改めて上がった。
沖縄本島北部にある本部から約5キロに浮かぶ伊江島。
ここは 「 沖縄戦の縮図 」 と言われるほどの激戦地だった。
「沖縄戦で壊滅した伊江島に移設するなんて、言葉で表せないほどの怒りを覚える。
沖縄中が反対している県内移設にこだわるのは県民をばかにしている」。
伊江村の反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」館長の謝花(じゃはな)悦子さんは声を震わせた。
今回の那覇空港にしても伊江島にしても普天間移設については、
辺野古移設計画を断念させたように思わせるアメリカのトリックだと思う。
鹿児島の徳之島にしても馬毛島にしても然りである。
オスプレイではないが、いくら地域住民が反対しても 「 搬入ありき 」 である。
今度も 「 辺野古ありき 」 だろう。
6月23日、糸満市の摩文仁で行なわれた沖縄全戦没者追悼式で、
野田総理は、「 沖縄県民斯く戦えり 」
「 県民に対し、後世特別の御高配を賜らんことを 」 で締めくくられた電文を引用したにもかかわらず、
オスプレイ搬入や普天間移設の昏迷は、沖縄県民にとって 「 特別の御高配 」 と言えるだろうか!