嘉島町下六嘉にある 「 浮島さん 」 から、御船町へと向った。
時間の都合で、天然プールや足手荒神さんなどは行かなかったが、
熊本に住んでいた頃はよく訪れた場所である。
この嘉島町には “ 知る人ぞ知る ” 場所がある。
六嘉の天然プールは、1960年のローマオリンピックの水泳で銅メダルに輝いた
田中聡子さんが子どものころ練習をした場所でもある。
そして次に向った御船町には、恐竜博物館があり、
町のあちこちで恐竜の造形物に出会う。
平成2年(1990年)、ひとつの恐竜化石が御船町で発見されたのを契機に、
町内で恐竜化石がまとまって発見されるようになり、
平成7年からは熊本県の 「 熊本県重要化石分布確認調査事業 」 として、
3年間をかけて調査が行われた。
結果、新たにたくさんの恐竜化石が発見され、
日本の恐竜化石としては第1級の資料とされる。
現在も調査が継続されており、今後の調査研究に全国から期待が寄せられている。
化石発掘の発端となったのが、天君ダム近くの崖から発見された肉食恐竜の骨の化石である。
今から約9000万年前の白亜紀の地層、御船層群から産出し、
これまでにティラノサウルス類、テリジノサウルス類、ハドロサウルス類などの恐竜や翼竜、
ワニ類、カメ類、魚類、ほ乳類の化石も多数発見されている。
アロサウルスの全身骨格レプリカは、全長11メートル。
博物館内に展示されている。