Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

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2005-01-31 | Weblog-Index


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トマス・アクィナスとワイン

2005-01-31 | ワイン
2004 02/18 編集


中世神学を集大成したドミニック修道会の秀才。時は、世俗と神聖の政治力が拮抗してきた13世紀。ヘレニズム、特にアリストテレスの論理に回帰。パリに学びナポリで信仰を哲学する。天体に神の摂理を観るが如く、人間界にも神の摂理が働くことを説く。「医者が治療のために一人には水を与え、一人にはワインを与える時、患者は処方箋を知らねばこれを神の摂理とは思わぬか。」と、なんと説得力のあるお言葉。

そしてマルティン・ルター(1483-1546)の
「ビールは人間事、しかしワインは神のもの。」

Bier ist Menschenwerk,
Wein aber ist von Gott !

に対して、

ヴィクトル・ユーゴー(1802-1885)は、
「神は水のみを造り、人はワインを造った。」

Dieu n'avait fait que l'eau,
mais l'homme a fait le vin !
(Les Contemplations)

と結ぶ。

11世紀から16世紀後半にかけて、欧州全域でワインは収穫・消費とも伸びて盛況。パリでは最盛期一人日毎0.5から2.5リッターも消費していたという資料もある。トマス・アクィナス(1225-1274)は貴族の子息としてイタリアモンテカシノのベネディクト修道会で育った。そこでは、一日の労働にワイン0.27リットルの褒美が記されている。


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