Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

索引 2005年2月 

2005-02-28 | Weblog-Index


逃げた魚は大きいか [ アウトドーア・環境 ] / 2005-02-28 COM0, TB0
首に綱をつけてエスコート [ 生活・暦 ] / 2005-02-27 COM0, TB0
ライキョウ‐白ワインのご相伴 [ 料理 ] / 2005-02-26 COM2, TB0
賢明で理知的なもの?! [ 歴史・時事 ] / 2005-02-25 COM7, TB2
そんなに気を付けないで! [ 生活・暦 ] / 2005-02-24 COM2, TB0
咽喉許過ぎても [ ワイン ] / 2005-02-23 COM2, TB1
微睡の楽園の響き [ 文学・思想 ] / 2005-02-22 COM1, TB2
葡萄種ピノ・グリ [ ワイン ] / 2005-02-21 COM2, TB0
バロックオペラのジェンダー [ 音 ] / 2005-02-20 COM5, TB4
デジャブからカタストロフへ [ アウトドーア・環境 ] / 2005-02-19 COM7, TB2
詭弁と倹約 [ 料理 ] / 2005-02-18 COM4, TB1
お休みの所をお邪魔して [ アウトドーア・環境 ] / 2005-02-17 COM4, TB1
咽喉から手が出る [ 料理 ] / 2005-02-16 COM0, TB0
切妻のドアをそっと開け [ 文化一般 ] / 2005-02-15 COM3, TB0
自宅よりも快適な車内[ 歴史・時事 ] / 2005-02-14 COM0, TB0
不毛の土地の三つの星 [ テクニック ] / 2005-02-13 COM4, TB1
強精ビールとチョコレート [ 料理 ] / 2005-02-12 COM0, TB0
現代人の断食 [ 数学・自然科学 ] / 2005-02-11 COM5, TB0
高地の寒い冬を埋葬 [ 歴史・時事 ] / 2005-02-10 COM4, TB1
灰の水曜日の前に [ 文化一般 ] / 2005-02-09 COM6, TB1
非俗物たちのマスケラーデ [ 文学・思想 ] / 2005-02-08 COM0, TB0
アレマン地方のカーニヴァル [ 生活・暦 ] / 2005-02-07 COM16, TB8
また次の機会にね [ 女 ] / 2005-02-06 COM2, TB0
黒い森のスキーサーカス [ アウトドーア・環境 ] / 2005-02-06 COM6, TB1
マイン河畔の知識人の20世紀 [ 文学・思想 ] / 2005-02-04 COM2, TB0
ワイン商の倅&ワイン酒場で [ 文学・思想 ] / 2005-02-04 COM2, TB0
タペストリーの12ヶ月 [ 生活・暦 ] / 2005-02-03 COM5, TB0
「ワイン飲み競争の絵」デジタル登記 [ 歴史・時事 ] / 2005-02-02 COM4, TB1
ワイン療法の今昔 [ ワイン ] / 2005-02-01 COM6, TB1
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逃げた魚は大きいか

2005-02-28 | アウトドーア・環境
珍しく、未明から吹雪いて消え切らぬ雪に更なる積雪を見た。アルゴイ地方のオーバストドルフへと、深雪を滑りに行く計画変更を余儀なくされた。日曜未明の道路は、除雪されてなくてスキー場近郊の景色のようである。轍を作りながらバイパス道路に出ても、アウトバーンに出ても状況は変わらなかった。6時過ぎの幹線アウトバーンも一面雪景色で、車線ラインが一向に見えなかった。この巡航速度では時間が掛かり過ぎリスクが高い。

目的地を変更して北シュヴァルツヴァルトのバーデン・バーデンを目指す。夜が明けた日曜の町も交通量は少なくひっそりとしている。そこから国道500号線を登り始める。下りのことは考えずにカーブからカーブへと慎重に高度を上げる。メーリスコップと云う小さなスキー場に到達。Tバーリフト設備は停止していて、客待ちをしていた。クレジットカードで、€15の4時間券を購入する。相変わらず雪足が衰える様子はない。外気零下摂氏8度以下であった。新雪の湿度は高いが、気温が低く満足の好く条件であった。そのお陰で一枚斜面に関わらず、飽きずに時間の限り楽しんだ。

夜間吹雪いた事で、早朝の出発への緊張も手伝って、ベットの中で風音にそっと耳を傾けていた。昨年夏のオッツタール山行でのブラスラウワー・ヒュッテの夜を思い出す。翌朝、同行者全員にとって技術的に可能な限り最も興味ある頂を目指す夜だった。未明に稲妻が輝き、地を揺るがす雷鳴が轟いた。寝たふりをした一隊は固唾を呑んで状況を見守っていた。夜中の狸寝入りである。そうして時間が経過する中、洗面所へ向かう序でに小屋から戸外へ出てみた。深く雪が積もって、漆黒に白いものが激しく舞っていた。

「逃がした魚は大きい」と云う言葉がある。しかし、目標の実際を熟知しているとあまり惜しいとは思わない。代償効果も働く。代償行動を生むためには、本来の目標の本質を正しく計れなければならない。錯覚を起こさないための情報量が鍵を握る。未知なるものへの期待と錯覚は紙一重である。期待よりも分析が必要だ。

今冬の一番の冷え込みのようである。イタリア料理屋の今日のお勧めは、魚と野菜のグリル盛り合わせである。フェンネルなどの野菜も素晴らしい。白ワインのフラスカッティに美味であった。逃げなかった魚は小さい。



参照:
旬のフェンネル [ 料理 ] / 2005-03-21
ライキョウ‐白ワインのご相伴 [ 料理 ] / 2005-02-26
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする