先日、ハイデルベルクで日本学を専攻していた方とお話しした。十年前に一年間、上智大学への留学経験があるという。現在は、関係のない職業についているので可なり日本語力は落ちて来ていると言うことだった。それでも旅行会話ぐらいは、問題なく使いこなせそうだ。やはり当時それなりに勉強しているので、「受身」の語彙力も結構ありそうである。喋る方も恐らく女性が若いうちに習得したものは、年取った男性が学んだものとは大きく違うレベルである筈である。所謂、会話をする会などには時々出ているようだが、目的や動機付けがないと上達は難しい。
基本的には、外国語を習得する難しさは変わらないが、昔と較べて随分と環境は好転している。何よりもネットの発達とコンピューターの外国語環境の整備は、計り知れない恩恵である。以前は、生の外国語を聞くためにショートウェーヴの不安定なサーフィンをせねばならなかった。あの不安定な音質は、今考えても子音や抑揚が分かりにくくて、それほど役には立たなかったのではないかと振り返る。現在の衛星放送やリレーは、その口元が見えるだけで、比較出来ないほど学ぶ事が出来る。
外国語学習には、様々なメソッドがあるようだが、成人にとっての方法は限られる。上述の彼女も対象言語文化の幅広い基礎知識があったからこそ、一年という短い滞在期間に多くを学ぶ事が出来たのだろう。今後の世代は、通信基盤の整備からここのようなBLOGに日本語でコメントするような学習者がどんどん出てくる事が予想される。
言葉を忘れない為に書き続ける人間と言葉を覚えようとする人間が、ネットの中で出会っても面白いのではないだろうか。
基本的には、外国語を習得する難しさは変わらないが、昔と較べて随分と環境は好転している。何よりもネットの発達とコンピューターの外国語環境の整備は、計り知れない恩恵である。以前は、生の外国語を聞くためにショートウェーヴの不安定なサーフィンをせねばならなかった。あの不安定な音質は、今考えても子音や抑揚が分かりにくくて、それほど役には立たなかったのではないかと振り返る。現在の衛星放送やリレーは、その口元が見えるだけで、比較出来ないほど学ぶ事が出来る。
外国語学習には、様々なメソッドがあるようだが、成人にとっての方法は限られる。上述の彼女も対象言語文化の幅広い基礎知識があったからこそ、一年という短い滞在期間に多くを学ぶ事が出来たのだろう。今後の世代は、通信基盤の整備からここのようなBLOGに日本語でコメントするような学習者がどんどん出てくる事が予想される。
言葉を忘れない為に書き続ける人間と言葉を覚えようとする人間が、ネットの中で出会っても面白いのではないだろうか。