Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ジェットストリームの記憶

2005-07-13 | 生活
日記などをつける習慣が無かったので、こうして一年前の記憶をネットから探してくるのも面白い。今年の6月・7月は例年よりも暑い日と、例年よりも寒い日が交互に訪れているが、昨年はそれ以上に非常に寒い日があったようだ。そのような天気の概況は、高層のジェットストリームを観察すれば分かるのだろう。

波状に北極圏から回るジェットストリームの波動の頂点が欧州にかかるのと同じく、次の、その次の、またその次の頂点がかかる北半球の地方間は、その時々の寒暖や概況が似てくる。

本日の天気図を観ると、ブリテン島とスカンジナヴィア南部に高気圧帯が居座っており北欧が快晴で暑いようだ。バルト海の水温が摂氏22度前後で可なり高い。反面、気圧の谷がハンガリー平原にあり、アルプス地方は可なりの雨量が計測されている。ドナウ川以北は高気圧の影響を受け晴天となっている。地中海からエーゲ海にかけて、中欧と較べても比較的涼しいのもジェットストリームの影響のようである。

昨年は7月に入って、氷河で新雪スキーをやろうと突飛しもないことを書いているのを見ると我ながら呆れる。それでも更に5度ほど低温であったら可能性もあるかと心の準備をしてしまう。因みに現在のガルミッシュパルテンの気温が二桁なのであまり雪の降る状態ではない。

写真は、ポーランドの東プロイセン海岸線上空からバルト海を臨んでいる。


サマーセーター
2004 07/11 編集

氷河では、新雪夏スキーが出来たようだ。里でも最低気温が一桁となると、標高2000メートルで氷点下である。残念ながら週末スキーは出来なかったが、アルプスといえどもこの時期に新雪を期待出来る事は流石に少ない。窓を閉め切った部屋で長袖にサマーセーターを着ても、肌寒い。夏の今後の推移に注目したい。


コメント (2)
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