Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

無花果の木陰の冷麦酒

2006-07-09 | 料理
昨日は色々とあり、カテゴリーで言えば女篇を書くか、アウトドーア篇を書くか迷うが、料理篇から始めよう。

汗を掻いて、体中に、特に上半身に血を満ちらせて夕方の6時前に帰宅する。泥やかすり傷だらけの手足を汗と一緒にシャワーに流す。9時からのサッカー中継があるので、普段は土曜日には席の空かないガーデンレストランも幾らかは空いているだろうと、食事に出かける。

近場で涼めて気持ちの良い庭は二箇所あるが、汗を掻いた後なので、ビールを飲める方へと向かった。席が無い場合の第二・第三候補も頭に入れながら。結局は、それでも殆どの机が7時からの予約が入っていたが、端の席を占める事が出来た。

予想外であったのは、ビールの樽からのラインが温度を下げ過ぎて凍りついて使えず、ビールが供給されなかった事である。それを知っていればよその店に行ったのだがと思いながらも、リースリング・ワインの炭酸水割りを注文する。

食事の方は、先週同じところで食べたカッスラーを天ぷらにしたものにジャガイモサラダをつけた物が美味かったので、今回も今日のお勧めのロースとビーフとした。因みにカッスラーとは、豚の背の肉を薄塩漬けにして、燻製にしたものである。そのまま薄切りにしても、暖めてザウワークラウトに添えても良い。

さてローストビーフは、薄切りであまりにも上品に仕上げていたのが物足りなく、ホースラディッシュもクリームで薄めすぎであった。もう少し豪快にやって欲しいと思いながら、辛口リースリングを注文しようとすると、ビールの準備が出来ましたとやってきた。英国のパブでローストビーフに引っ掛けるような美味いビールは無いので樽だしワインに拘る。それでも食後の、もう酵母は凍り付いてはいないが冷えたヴァイツェンビーアは流石に美味かった。折から実りかけようとしている無花果の香が漂い妙であった。

コメント (4)
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