Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ドロミテ行備忘録五日

2006-07-26 | 生活
下部にある小屋へと移動する。朝の涼しさの中を日陰の比較的足場の良い谷を綴れ折りに下りていくので、最も楽な行動であった。途中の小さな草原の光景は、眼下に谷の町を臨みながらも感嘆に値する清々しさと静けさに満ち溢れていた。

午前中に、改装された美しい小屋に到着して、荷物を詰め替えて再び岩頭の周遊コースへと出かける。時計回りで出かけた前半のクレッターシュタイグを楽しむ。回り込んだ岩峰の裏側の草原も美しかったが、日差しを避けて一休みするのに苦労した。

再び反対側へと戻って来たが、だらだらとした登りと鎖場の下降のようなゲレンデに終始して全く楽しめなかった。再び登山路へ出て巨岩のボウルダーで遊ぶが、事故を避けるために本格的には出来なかった。こうした団体行動の制約である。

小屋のガラス張り食堂で飲み始めると気持ちが良い。少年のグループが多く騒がしいが、標高2300メートルの喧騒も悪くはない。飲み進むうちに何時の間にか我々以外の声は聞こえなくなっていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする