閉店処置が出て初めての外出。先ず車の通行が平日としては少なかった。マンハイム方面から入ってくる車も無く、平素はやはり何か営業の車が多いのだと分かる。人通りも少なくてそれは効果が認められた。朝一番で出かけるつもりだったのが遅れて、銀行で現金を下ろして洗濯屋にシャツを引き取り、パン屋に向かうと誰も並んでいなかった。これはとてもいい。そしてそれほど売り切れてもいなかった。森に入ると天気が良いにも拘らず駐車場の車もそれ程多くは無かった。
パンツを脱いで、今年初めてTシャツとショーツだけで走れた。森の中の冷っとした空気がとても気持ち良かった。体調も上向きで呼吸器系が大分良くなってきた。走ってくる人と挨拶しても知らないような顔も見かける。
月曜日と同じく肉屋に立ち寄ると誰も並んでいない。入り口に店内二人規制が書いてある。漸くである。偶々一ペアーしかいなかったので入って行った。これなら売り子が二人でも余裕がある。しかし時すでに遅しで、我々の地域では倍増以上の48人陽性で十万人あたり36人を超えた。
大阪から入ったニュースによると大阪兵庫で3700人の陽性が予想されているのでその半分である。因みにドイツ平均では16人ぐらいだ。つまり平均の二倍がこの辺りで実質な感染率は何パーセントかに至っている印象がある。二桁はまだだとは思うのだが、我が市だけを考えると二割ぐらいは感染しているかもしれない。兎に角外出中の咳を我慢する。この空咳が馴染みが無いのはよく肺癌の咳だとか言われるあれだからだろう。出かけるところに一階に住んでいる乳癌を病んでいた女性がバックを引きづって戻って来た。あまり近づかないようにした。今頃病院か静養所からか知らないがこんな街に戻ってくるのは危ない。
つまり兵庫大阪で予想されているのはその倍の数字で、イタリア化に近づいていることを示している。ついに出て来たかという数で、日本にも非常事態宣言が月末ぐらいに出るのではなかろうか?それでもイタリア化が防げるならばいいのだが、とても心配である。
19時からメータ指揮の「ファルスタッフ」の映像が流れる。ヴィーンの歌劇場で2015年の公演だ。同じ頃ミュンヘンで指揮した「仮面舞踏会」より大分いい。集音状況は変わらないようだが、全く響きが違う。超一流指揮者とその辺りの指揮者との差が歴然だ。ベーム博士からニキシュ指輪を受け取った時はその意味が分からなかった。当時はポストカラヤンの一人であったからで、どうしてと思っていた。しかし今こうしてその指揮振りを見るとベーム博士以後の唯一の巨匠に値する指揮者だと確認できる。本当に素晴らしい指揮である。
券を購入したヴィーナーフィルハーモニカーの演奏会は全く可能性が無い。いつ返金されるかだけだ。奇跡が起こって欲しいと思うが、このままであればメータ氏が復帰する可能性も無くなるかもしれない。だから貴重な映像だろうか。21日にはベルリンでの「ばらの騎士」が同様に無料で観れる。名残惜しくなる映像の数々だ。
車中のニュースではルフトハンザも殆ど飛行機を海外から持ち帰り、先ずは5%のみの運航となるようだ。長引くと国の保護なしには運営できなくなるとコメントが出ている。ドイツでもベーシックインカムの話しが出たようだが、期間などが分からないのでそこまでの構造転換へとはまだ動けないようだ。
参照:
大戦以来のドイツの危機 2020-03-19 | 歴史・時事
巨匠指揮者の動向 2020-02-25 | 文化一般
パンツを脱いで、今年初めてTシャツとショーツだけで走れた。森の中の冷っとした空気がとても気持ち良かった。体調も上向きで呼吸器系が大分良くなってきた。走ってくる人と挨拶しても知らないような顔も見かける。
月曜日と同じく肉屋に立ち寄ると誰も並んでいない。入り口に店内二人規制が書いてある。漸くである。偶々一ペアーしかいなかったので入って行った。これなら売り子が二人でも余裕がある。しかし時すでに遅しで、我々の地域では倍増以上の48人陽性で十万人あたり36人を超えた。
大阪から入ったニュースによると大阪兵庫で3700人の陽性が予想されているのでその半分である。因みにドイツ平均では16人ぐらいだ。つまり平均の二倍がこの辺りで実質な感染率は何パーセントかに至っている印象がある。二桁はまだだとは思うのだが、我が市だけを考えると二割ぐらいは感染しているかもしれない。兎に角外出中の咳を我慢する。この空咳が馴染みが無いのはよく肺癌の咳だとか言われるあれだからだろう。出かけるところに一階に住んでいる乳癌を病んでいた女性がバックを引きづって戻って来た。あまり近づかないようにした。今頃病院か静養所からか知らないがこんな街に戻ってくるのは危ない。
つまり兵庫大阪で予想されているのはその倍の数字で、イタリア化に近づいていることを示している。ついに出て来たかという数で、日本にも非常事態宣言が月末ぐらいに出るのではなかろうか?それでもイタリア化が防げるならばいいのだが、とても心配である。
19時からメータ指揮の「ファルスタッフ」の映像が流れる。ヴィーンの歌劇場で2015年の公演だ。同じ頃ミュンヘンで指揮した「仮面舞踏会」より大分いい。集音状況は変わらないようだが、全く響きが違う。超一流指揮者とその辺りの指揮者との差が歴然だ。ベーム博士からニキシュ指輪を受け取った時はその意味が分からなかった。当時はポストカラヤンの一人であったからで、どうしてと思っていた。しかし今こうしてその指揮振りを見るとベーム博士以後の唯一の巨匠に値する指揮者だと確認できる。本当に素晴らしい指揮である。
券を購入したヴィーナーフィルハーモニカーの演奏会は全く可能性が無い。いつ返金されるかだけだ。奇跡が起こって欲しいと思うが、このままであればメータ氏が復帰する可能性も無くなるかもしれない。だから貴重な映像だろうか。21日にはベルリンでの「ばらの騎士」が同様に無料で観れる。名残惜しくなる映像の数々だ。
車中のニュースではルフトハンザも殆ど飛行機を海外から持ち帰り、先ずは5%のみの運航となるようだ。長引くと国の保護なしには運営できなくなるとコメントが出ている。ドイツでもベーシックインカムの話しが出たようだが、期間などが分からないのでそこまでの構造転換へとはまだ動けないようだ。
参照:
大戦以来のドイツの危機 2020-03-19 | 歴史・時事
巨匠指揮者の動向 2020-02-25 | 文化一般