週開けて初めて走った。胸部に不調を感じてから初めての走りだ。ゆっくり走りだしたつもりだが、最後までとても苦しかった。やはり胸部に来ている。インフルエンザで同様の覚えはないので、やはりコロナウイルスに感染したと思ってまず間違いない。
最初に高熱を出したのが2月始めだった。そして一月以上経っている。未だに完全に抗体が出来上っていないという事か。咳が出たのは先週末だがそれまでは微熱若しくはバランスの欠如など若干通常のインフルエンザとも異なっていたものの体調が優れない程度だった。
市民の六七割りが遅かれ早かれ感染するということから、ただただその発症の仕方だけの相違である。喘息持ちとか心臓病とかの持病がある人は重篤化するということで、また高齢の人はそれだけ危険性が高いとなる。感染患者の3.4%の死亡率は、通常のインフルエンザ0.1%に対してとても高い。重篤化率5%、14%に症状が現れるというのも可成り高い。逆に86%の感染者はあまり感染したことを自覚していない。
そして潜在期間が2日から14日というからどこでどのように感染したかも分かり難い。そしてその感染力は可成り高いと思われる。
11時半からのメルケル首相の記者会見を観た。話題のシュパーン保健相とロベルト・コッホ研究所のヴィ―ラー所長が現状や対処について質疑にも答えた。連邦政府の考え方は明らかで、殆どの人には風程度の影響しか与えないが、対ウイルス弱者に対しての連帯と協調を重きに於いての施策だという。だから所長の言うように感染の速度を落とすことによって医療崩壊を防ぎ、ワクチンや効果的な治療法が見いだされるまで出来る限り感染速度を落とすことで乗り切るという。同時に催し物の開催を見送ったり可能な限りの方法で感染速度を落とすことが各州に推奨された。具体的にはその地方の状況に応じて決定されればよいということで、一律の法的な規制などを避けてあくまでも民主的な決定がなされていくことが重要としている。
そこで、最も知りたかった事が所長から語られた。なぜイタリアとドイツは違うのか。ドイツは一月中旬から準備を受けて皆が準備をしていて、医者のネットワークも監視できるようになっていたから先に先にと準備が出来たという。つまり所長の説明ではイタリアは感染のフェーズの右の方にあるが、ドイツはEU内においても時間軸で最も左の方にあるというのだ。その表れとしてフランス側で国境を接している向こう側のアルザスやロートリンゲンは既に韓国などに続いて危険地域に指定されたが、こちら側の南バーデンは大丈夫だとされた。実際には何百人もの患者が国境地域で感染している。ラインの対岸が如何に状況が悪いかが想像される。
森への車中のラディオは人工呼吸器をベルリンで一括して都合するとしていたが、八万程らしい。また隔離病床が二万四千床で、その範疇に抑えることで医療崩壊が抑えられるという。イタリアのように60歳以上には人工呼吸しないとかいうような非人道的なことを避けることが肝心である。また物資の配送が滞らないように日曜日の貨物車の禁止を暫定的に解いたという。またマスクの買い占めに札束をトランクに入れてのバイヤーなども暗躍しないように処置するという。EU国外にリゾースが放出しないようにする。
さてなによりもの関心事は、復活祭などの行事の中止であるが、それが発表される前に州の御膝下の州立劇場が継続の指針を出していて驚愕した。警察力を使ってもの阻止がバーデンヴュルテムベルクの火曜日の会見内容だったが、言ったこれはどうした事か?ミュンヘンの劇場が中止以前に準備していた通りのやり方での開催である。しかしコッホ研究所長の話を理解したならば、この方法とはならない。一体どうした事だろう。州政府はダブルスタンダードを取っているのだろうか?たとえ危険因子を持つ人が払い戻しを受けても問題は解決しないのである ― 結局中止決定。その一方シュパーン保健相の言うように千人以上の催し物を止めたとしても効果が出るとは分からないのである。
写真は会見あとの連邦共和国国会での質疑の時間から左翼党の保健相への質問。催し物中止に関して、それなら感染者のいるマインツからの国防軍のNATO軍との演習はなぜ中止にしないかという問い合わせ。
走ってみてやはり胸に重苦しさが残ったままである。肺に軽い炎症があることは間違いなさそうだ。さてどのように推移するか、中々スッキリしない日々となる。
参照:
方舟の縁に右手で掴まる 2020-03-09 | 雑感
内心びくびくの今日この頃 2020-01-30 | 生活
最初に高熱を出したのが2月始めだった。そして一月以上経っている。未だに完全に抗体が出来上っていないという事か。咳が出たのは先週末だがそれまでは微熱若しくはバランスの欠如など若干通常のインフルエンザとも異なっていたものの体調が優れない程度だった。
市民の六七割りが遅かれ早かれ感染するということから、ただただその発症の仕方だけの相違である。喘息持ちとか心臓病とかの持病がある人は重篤化するということで、また高齢の人はそれだけ危険性が高いとなる。感染患者の3.4%の死亡率は、通常のインフルエンザ0.1%に対してとても高い。重篤化率5%、14%に症状が現れるというのも可成り高い。逆に86%の感染者はあまり感染したことを自覚していない。
そして潜在期間が2日から14日というからどこでどのように感染したかも分かり難い。そしてその感染力は可成り高いと思われる。
11時半からのメルケル首相の記者会見を観た。話題のシュパーン保健相とロベルト・コッホ研究所のヴィ―ラー所長が現状や対処について質疑にも答えた。連邦政府の考え方は明らかで、殆どの人には風程度の影響しか与えないが、対ウイルス弱者に対しての連帯と協調を重きに於いての施策だという。だから所長の言うように感染の速度を落とすことによって医療崩壊を防ぎ、ワクチンや効果的な治療法が見いだされるまで出来る限り感染速度を落とすことで乗り切るという。同時に催し物の開催を見送ったり可能な限りの方法で感染速度を落とすことが各州に推奨された。具体的にはその地方の状況に応じて決定されればよいということで、一律の法的な規制などを避けてあくまでも民主的な決定がなされていくことが重要としている。
そこで、最も知りたかった事が所長から語られた。なぜイタリアとドイツは違うのか。ドイツは一月中旬から準備を受けて皆が準備をしていて、医者のネットワークも監視できるようになっていたから先に先にと準備が出来たという。つまり所長の説明ではイタリアは感染のフェーズの右の方にあるが、ドイツはEU内においても時間軸で最も左の方にあるというのだ。その表れとしてフランス側で国境を接している向こう側のアルザスやロートリンゲンは既に韓国などに続いて危険地域に指定されたが、こちら側の南バーデンは大丈夫だとされた。実際には何百人もの患者が国境地域で感染している。ラインの対岸が如何に状況が悪いかが想像される。
森への車中のラディオは人工呼吸器をベルリンで一括して都合するとしていたが、八万程らしい。また隔離病床が二万四千床で、その範疇に抑えることで医療崩壊が抑えられるという。イタリアのように60歳以上には人工呼吸しないとかいうような非人道的なことを避けることが肝心である。また物資の配送が滞らないように日曜日の貨物車の禁止を暫定的に解いたという。またマスクの買い占めに札束をトランクに入れてのバイヤーなども暗躍しないように処置するという。EU国外にリゾースが放出しないようにする。
さてなによりもの関心事は、復活祭などの行事の中止であるが、それが発表される前に州の御膝下の州立劇場が継続の指針を出していて驚愕した。警察力を使ってもの阻止がバーデンヴュルテムベルクの火曜日の会見内容だったが、言ったこれはどうした事か?ミュンヘンの劇場が中止以前に準備していた通りのやり方での開催である。しかしコッホ研究所長の話を理解したならば、この方法とはならない。一体どうした事だろう。州政府はダブルスタンダードを取っているのだろうか?たとえ危険因子を持つ人が払い戻しを受けても問題は解決しないのである ― 結局中止決定。その一方シュパーン保健相の言うように千人以上の催し物を止めたとしても効果が出るとは分からないのである。
写真は会見あとの連邦共和国国会での質疑の時間から左翼党の保健相への質問。催し物中止に関して、それなら感染者のいるマインツからの国防軍のNATO軍との演習はなぜ中止にしないかという問い合わせ。
走ってみてやはり胸に重苦しさが残ったままである。肺に軽い炎症があることは間違いなさそうだ。さてどのように推移するか、中々スッキリしない日々となる。
参照:
方舟の縁に右手で掴まる 2020-03-09 | 雑感
内心びくびくの今日この頃 2020-01-30 | 生活