筋肉痛が来ている。先週よりも酷いかもしれない。平素使わない筋肉を使ったという事だ。足先から腹筋、腰までは蹴りの影響だろうが、首にまで来た。これは走っているときに要らぬ力が入っていたことになる。更に腕もだ。だから眠く、眼を開けているのが苦しい。就寝は比較的悪くなかったが、バスに入って身体を解して眠った筈だが、眠い。
大した成果を出していないのに運動量だけは上げていることになる。こうなれば次々に繋げて行って身体を作って行くしかない。月曜日にさっと走って来れるだろうか。
録音してあったザールラント放送協会のアーカイヴを聴いた。パーカション奏者の希望で紹介した指揮者カーゲルの二回のコンサートからの録音だった。二つ目のリサボンへの演奏旅行からの録音当時は、一度出かけてみたいと思いながら、定期会員資料まで送らせたのだった。当時はネット情報も限られていたのでそういう方法しかなかった。二時間ほどの距離もある為結局叶わなかった。
紹介とその録音をざっと聴いて作風自体は可也保守的なものであるのを再確認した。つまりこうして纏めて聴いても中々聴き応えがある作品ばかりである。三十年ほど前に印象はもっと実験的だと思っていた。勿論作品の在り方自体は全く古臭くないので、今後音楽会市場で結構いい位置を占めるのではないだろうか。武満と同年輩と考えると少なくとも暫くはカーゲルの方が圧倒的に売れると思う。
コロナの感染は、復活祭休暇中の効果は出切って、又上昇にある。週明けには首相府が手綱を曳ける様に国の法律として指数100を超えるところでの緊急処置が指示出来るようになる。100を三日間越えるとシャットダウンへと移り所謂パイロットプロジェクトなどで動かしていくことが不可能になる。現在バーデンバーデンも130台であり、早めに100に落とさないと元も子もない。
アストラゼネカが一時接種中止になって、その時に自ら後期癌患者の奥さんと接種を皆に示したのがバーデンヴュルテムベルク州クレッチマン知事だった。改めてその接種風景とコメントを聴くと、「こんなに早く素晴らしいワクチンが創造されたのも神の思し召し」というような塩梅でその安全性をアピールしている。その知事が一本目の後遺症に悩んでいると出ていた。関節の痛みと熱と怠惰感があるらしい。まあ、奥さんが何事もなければそれでよいのではなかろうか。72歳の知事であるから、打っておいた方が安全だろうが、やはりファイザービオンテクにするべきだったろう。緑の党の支持者の意識は分からないが、専門家でもない学校の先生だった政治家が保証するようなことをいうのを信じる人は少ないだろう。
Astra-Zeneca: Kretschmann lässt sich impfen
同様に中華のワクチン四種類があまり効かないと、中共関係者から正式に発表された。それで四種を混合にすると効く可能性が増えるという事のようだ。
ベルリンからの復活祭特別中継の番組のインタヴューを初めて観た。インタヴューされているのは指揮者のキリル・ペトレンコでは無くて、コンツェルトマイスターのスタブラーヴァで、聞き手はフルートのパユであった。なぜペトレンコではないかというのもあるが、スタブラーヴァ―はこのプログムを嘗てポーランドの楽団にいる時に弾いたことがあると始めたが、恐らくコロナで一年延長となった定年の最後のシーズンになるという事だと思われる。
興味あることを語っていた。カラヤン時代に入団して、そのチャイコフスキーを演奏しての評価をしていた。それによると現在とはその分厚い響きとテムポルバートの多用で異なるとはしながらも純音楽的なアプロ―チで、西欧で演奏される泣く叫ぶの解釈とは異なったのが素晴らしく、そしてペトレンコ指揮で再び今度は全く自分達ロシアン楽派の演奏が出来たと、ハイフェッツでなくオイストラフであるとした。この説明はよく分かるチャイコフスキー演奏実践におけるその態度である。カラヤンの音楽性の基本にはそうした即物的な面と同時に圧倒的なサウンドがあったことが再び留意された。同時に氏が入団したころは既にルーティンでそれが熟した領域で進められていたことも認めていて、まさしく客席側から見た情景と全く相似形となっている。
Tchaikovsky: Romeo and Juliet / Petrenko · Berliner Philharmoniker
参照:
さよならの冬景色 2021-04-10 | 生活
二つも三つも程度が異なる 2021-01-20 | 雑感
大した成果を出していないのに運動量だけは上げていることになる。こうなれば次々に繋げて行って身体を作って行くしかない。月曜日にさっと走って来れるだろうか。
録音してあったザールラント放送協会のアーカイヴを聴いた。パーカション奏者の希望で紹介した指揮者カーゲルの二回のコンサートからの録音だった。二つ目のリサボンへの演奏旅行からの録音当時は、一度出かけてみたいと思いながら、定期会員資料まで送らせたのだった。当時はネット情報も限られていたのでそういう方法しかなかった。二時間ほどの距離もある為結局叶わなかった。
紹介とその録音をざっと聴いて作風自体は可也保守的なものであるのを再確認した。つまりこうして纏めて聴いても中々聴き応えがある作品ばかりである。三十年ほど前に印象はもっと実験的だと思っていた。勿論作品の在り方自体は全く古臭くないので、今後音楽会市場で結構いい位置を占めるのではないだろうか。武満と同年輩と考えると少なくとも暫くはカーゲルの方が圧倒的に売れると思う。
コロナの感染は、復活祭休暇中の効果は出切って、又上昇にある。週明けには首相府が手綱を曳ける様に国の法律として指数100を超えるところでの緊急処置が指示出来るようになる。100を三日間越えるとシャットダウンへと移り所謂パイロットプロジェクトなどで動かしていくことが不可能になる。現在バーデンバーデンも130台であり、早めに100に落とさないと元も子もない。
アストラゼネカが一時接種中止になって、その時に自ら後期癌患者の奥さんと接種を皆に示したのがバーデンヴュルテムベルク州クレッチマン知事だった。改めてその接種風景とコメントを聴くと、「こんなに早く素晴らしいワクチンが創造されたのも神の思し召し」というような塩梅でその安全性をアピールしている。その知事が一本目の後遺症に悩んでいると出ていた。関節の痛みと熱と怠惰感があるらしい。まあ、奥さんが何事もなければそれでよいのではなかろうか。72歳の知事であるから、打っておいた方が安全だろうが、やはりファイザービオンテクにするべきだったろう。緑の党の支持者の意識は分からないが、専門家でもない学校の先生だった政治家が保証するようなことをいうのを信じる人は少ないだろう。
Astra-Zeneca: Kretschmann lässt sich impfen
同様に中華のワクチン四種類があまり効かないと、中共関係者から正式に発表された。それで四種を混合にすると効く可能性が増えるという事のようだ。
ベルリンからの復活祭特別中継の番組のインタヴューを初めて観た。インタヴューされているのは指揮者のキリル・ペトレンコでは無くて、コンツェルトマイスターのスタブラーヴァで、聞き手はフルートのパユであった。なぜペトレンコではないかというのもあるが、スタブラーヴァ―はこのプログムを嘗てポーランドの楽団にいる時に弾いたことがあると始めたが、恐らくコロナで一年延長となった定年の最後のシーズンになるという事だと思われる。
興味あることを語っていた。カラヤン時代に入団して、そのチャイコフスキーを演奏しての評価をしていた。それによると現在とはその分厚い響きとテムポルバートの多用で異なるとはしながらも純音楽的なアプロ―チで、西欧で演奏される泣く叫ぶの解釈とは異なったのが素晴らしく、そしてペトレンコ指揮で再び今度は全く自分達ロシアン楽派の演奏が出来たと、ハイフェッツでなくオイストラフであるとした。この説明はよく分かるチャイコフスキー演奏実践におけるその態度である。カラヤンの音楽性の基本にはそうした即物的な面と同時に圧倒的なサウンドがあったことが再び留意された。同時に氏が入団したころは既にルーティンでそれが熟した領域で進められていたことも認めていて、まさしく客席側から見た情景と全く相似形となっている。
Tchaikovsky: Romeo and Juliet / Petrenko · Berliner Philharmoniker
参照:
さよならの冬景色 2021-04-10 | 生活
二つも三つも程度が異なる 2021-01-20 | 雑感