バイロイト音楽祭が先行した。一週間前に出ていたバイロイトでの会合後の記事からすると、本来のプログラムを維持しながらも無観客中継公演になる可能性も強くなった。
会合後には昨年の券を寄付した者からは優先的に注文を取るということだったが、それが取り止めになって一般オンライン販売直前に優先するというものに変わった。理由として販売座席数が明らかにならなかったということで、最小の恐らく500人とかいうような数字も州から許可にならなかったのだろう。
バイロイトの祝祭劇場は楽匠ヴァークナーが国王ルートヴィッヒ二世にせがんで建造された其の侭が残っていて、音響の為に空調が導入されていない。よって、昨年も早期に音楽祭中止が決められた。そして今夏は接種やテストによって少なくとも間隔を空けることでの安全性が試みられた筈だ。
しかしここに来て接種後も自由を与えるような科学的な根拠が希薄になり、入場前の簡易テストの偽陽性、偽陰性が再び大きく取り上げられるようになったので、その劇場内での空気感染の危険性は著しく高く、感染を防ぐ手立てが無くなったとも思われる。テストよりもなによりも戸外で間隔を空けてという認識に再び戻ってきている。
観客者を100人とかに絞れば可能だと思うが、一回公演以上はしないだろう。プログラムで挙がっているのは新制作「オランダ人」、再演「タンホイザー」と「マイスタージンガー」、マルチメディア「ヴァルキューレ」、戸外での展示、先ほど東京で行われた「子供のためのパルジファル」、演奏会形式ヴァークナーの夕べぐらいである。
再演の二つは上演する価値が無く、その他を戸外若しくPVなどにして一回だけ上演するというのが妥当であろう。
今年は潤沢な入場券収入が無いと破産するとされていて、どう考えても流用資金にも困るようになるので、音楽祭有限会社の形態も変わる契機になるかもしれない。
個人的には昨年は希望するものが無いとしていたので今年は優先権は無く、管弦楽団も大幅に縮小されて、合唱もリモートになるので、今年は機会があれば「オランダ人」には潜り込めばよいと思っていたのだ。しかし今年も人数が減る若しくは無観客となると、また来年も通常ならば券を別けて貰えたのだが入手がそれほど容易ではなくなる。
先ずは、ミュンヘンのオペルンフェストシュピーレがどうなるか。劇場は空調も効いているので、それ程問題が無い。しかし、検査も接種もあまり影響しないとしたならば、精々500人が限界だと思う。同じバイエルン州のヴュルツブルクはそれほど空調の無いようなバロックパレスで三割以下で、100人ほどの聴衆に50人ほどの演奏家などだろう。やはり規模が多く入場者が多くなるとそこに陽性者が混じる可能性は高くなる。
参照:
通信社のインタヴュー記事 2020-10-01 | 女
これからの動機付け 2021-03-27 | 料理
会合後には昨年の券を寄付した者からは優先的に注文を取るということだったが、それが取り止めになって一般オンライン販売直前に優先するというものに変わった。理由として販売座席数が明らかにならなかったということで、最小の恐らく500人とかいうような数字も州から許可にならなかったのだろう。
バイロイトの祝祭劇場は楽匠ヴァークナーが国王ルートヴィッヒ二世にせがんで建造された其の侭が残っていて、音響の為に空調が導入されていない。よって、昨年も早期に音楽祭中止が決められた。そして今夏は接種やテストによって少なくとも間隔を空けることでの安全性が試みられた筈だ。
しかしここに来て接種後も自由を与えるような科学的な根拠が希薄になり、入場前の簡易テストの偽陽性、偽陰性が再び大きく取り上げられるようになったので、その劇場内での空気感染の危険性は著しく高く、感染を防ぐ手立てが無くなったとも思われる。テストよりもなによりも戸外で間隔を空けてという認識に再び戻ってきている。
観客者を100人とかに絞れば可能だと思うが、一回公演以上はしないだろう。プログラムで挙がっているのは新制作「オランダ人」、再演「タンホイザー」と「マイスタージンガー」、マルチメディア「ヴァルキューレ」、戸外での展示、先ほど東京で行われた「子供のためのパルジファル」、演奏会形式ヴァークナーの夕べぐらいである。
再演の二つは上演する価値が無く、その他を戸外若しくPVなどにして一回だけ上演するというのが妥当であろう。
今年は潤沢な入場券収入が無いと破産するとされていて、どう考えても流用資金にも困るようになるので、音楽祭有限会社の形態も変わる契機になるかもしれない。
個人的には昨年は希望するものが無いとしていたので今年は優先権は無く、管弦楽団も大幅に縮小されて、合唱もリモートになるので、今年は機会があれば「オランダ人」には潜り込めばよいと思っていたのだ。しかし今年も人数が減る若しくは無観客となると、また来年も通常ならば券を別けて貰えたのだが入手がそれほど容易ではなくなる。
先ずは、ミュンヘンのオペルンフェストシュピーレがどうなるか。劇場は空調も効いているので、それ程問題が無い。しかし、検査も接種もあまり影響しないとしたならば、精々500人が限界だと思う。同じバイエルン州のヴュルツブルクはそれほど空調の無いようなバロックパレスで三割以下で、100人ほどの聴衆に50人ほどの演奏家などだろう。やはり規模が多く入場者が多くなるとそこに陽性者が混じる可能性は高くなる。
参照:
通信社のインタヴュー記事 2020-10-01 | 女
これからの動機付け 2021-03-27 | 料理