Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

初夏に向かって考慮

2021-04-15 | 
ルツェルン音楽祭からメールが入った。通常のお知らせの前に会員向きにメールを出した。内容は、昨年末の予約を其の侭にするか白紙に戻すかを選択できるというものだ。つまり、8月からの音楽祭のプログラム一部変更だけでなく、休憩無しのマスク付き演奏会になり、収容人数も減員する為に座席やクラス分けも変わるというものだ。

自身の場合、マスクは叶わないが、そこでマスクならザルツブルクもドイツでもどこでも変わらないだろう。あとはマスクの種類が変わる位である。夏であるから無いに限るがそれによって断念することは無く、状況が変わって解放されることを願うだけである。正直夏のマスクとタイとどちらが暑いとも限らない。昨夏のザルツブルクでの経験が活きる。

気になるのは休憩が無いという事はプログラムが短くなるという事で、これはこの夏のプログラムが大きく変わることを意味する。超大編成や大合唱は断念するとしても中規模から大編成に近い作品は期待している。

座席に関してはそもそも今までの経験を踏まえてお任せにしてある。だから範疇の中でいい席を入れてくれると信用している。その価格の変動も席や収容人数を見てから考える。断れる期間もあるからだ。それよりも、収容人数が減ると基本的には視界は効くようになって決して悪い方にはならない。そもそも今夏の状況で満席にすることには違和感も不安もあり減員を期待していた。確か昨年は半分入れていた筈なので、恐らくそれ並になるのだろう。

不思議なことにメインスポンサーのロッシュが総力上げてテストをするとは書いていない。全員に簡易テストを配って、提示させることは可能だった筈だ。無料で取れるリッコラ飴と同じように可能だ。なぜしないか、穿った見方をすれば、製造者はその信用度を知っているからかも知れない。そもそも儲けの良いものがスイスで消費されては外貨稼ぎにはならない。

大きなプログラム変更では、シカゴ交響楽団が飛んでしまったことはあるがそれ以外ではそれ程旅行の難しそうな団体は無い様に思われる。

スイスが来週からレストラン等を開けるとある。テラスレストランでの飲食が出来るようだ。陽性者数指数はドイツの二倍以上ある。それでもやってみるという事らしい。興味深いのはテラスでも食事する以外の時はマスクをしろという事でまさしく日本の新食事作法尾身流若しくは大阪流のような事を求めている。スイスのマスク信奉は昨夏から顕著だったが流石に馬鹿らしい。

戸外でのマスクの利用さえが疑問にされていて、それほどの効果が無いのにも関わらずである。飛沫を恐れるならば少なくとも会食は厳禁である。スイスの対策は不可解なところが多い。

様々なことがこれから決まる。ミュンヘンのオペルンフェストシュピーレも決まって来る。6月末から7月一杯の行事である。その入場券の抽選もまだ始まらない。当然のことながら限られた収容人数で何処までの公演が可能かの決定もまだ為されていないのだろう。

来月末になると、昨年のフェストシュピーレに合わせてリリースされる筈だったミュンヘンの劇場の独自レーベルの実況録音等が発売される。本来ならば昨年の演奏会などの実況も発売されただろう。その「千人の交響曲」も現在はブレゲンツで演奏されたそれがキリル・ペトレンコ指揮唯一の中継録音となっている。



参照:
先が見えぬ今日この頃 2021-01-12 | 歴史・時事
コロナ収束への工程表 2021-03-17 | 生活


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