Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

捲った古いプログラム

2021-04-20 | 雑感
朝起きして現金を下ろしに行った。土曜日から壊れたままだった。フランス程ではないがドイツの最も問題点で、週末には現金引き下ろし機でさえ直らない。それも郵貯銀行の下ろし機で、恐らく郵貯専用機は動いていたのだろう。親会社ドイツェバンクのカードでは確かめようがなかった。

夜明け前に起きていたのだが、もう一つ寝起きは良くなかった。睡眠は時間的には取れていたが深みは限られていたと思う。就寝時にメールなどを貰うと精神衛生上良くない。

走りもそれなりに努力はしたのだが、心拍数ばかり177まで上がっていた。計測間違いではないと思う。その割に歩測を抑えたので177spmしか出ていない。更に歩幅も伸びていないから36分以上掛かって仕舞った。

未だ片付けられていないが、劇場やコンサートのプログラムを捲った。なにか思い出せないことがあると、印刷物を見て驚いて思い出すことばかりだ。全く忘れているというか気が付かないことが多いのは過去に聴いた歌手である。まだ新人ならば嘗てのバルトリの様に最初から違っていたのでしっかり記憶されている。しかし資料が見つからない。マンハイム周辺での面白いものを見つけた。

一つはナチョナルテアターのアンサムブルの写真に駆け出しのころのミヒャエル・フォレが出ている。トローヤンの新作オペラに乗っていたかどうか。少なくとも1990年のマイヤーのクンドリー、ハンス・ゾーティンのグルネマンツとは一緒に出ていなかった。マイヤーはその後にもバーデンバーデンでのケントナガノ指揮でも聴いている。十八番で安定はしていたのだろうが殆ど記憶に残らない歌である。

流石にまだディアナ・ダムロウは入っておらずマズーラがアンサムブルに属していた。驚いたのは専属のような形でクラウス・グートが所属していた。これは全く気が付かなかった。一体どんな仕事をしていたのだろうか。もしかするとトローヤンの新作の演出か。

シュヴェツィンゲンの音楽祭でのスヴェトラフ・リヒテルの協奏曲を合わせていたのはエッシェンバッハ指揮SDR交響楽団だった。メインのサンサーンスのヘ長調の協奏曲は克明に覚えているのだが、後半のガーシュインのへ長調は改めて驚いた。思い出すとやはりしっくりこなかったのだ。

ベルリンに移ると、フィルハーモニーでラトル指揮でショスタコーヴィッチ八番を聴いて、同じ時刻にコンツェルトハウスでアシュケナージがRIAS交響楽団で同曲を振っていたので、そちらの方がよかったかなと思っていた。でも前半にブレンデルがモーツァルトの最後の協奏曲を弾くとあって、それも聴きたかったのだと思い出した。演奏はもう一つだったからこそ忘れてしまっていたのだろう。



参照:
「憎悪され、愛されて」 2018-10-02 | 文化一般
新年遅くまで次々と 2020-11-08 | 暦

コメント
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