Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

四半世紀ぶりにLPを

2021-04-27 | 生活
ヴュルツブルクに電話した。予約券の支払いに金券を使うためだ。金券を使うこと以上に情報収集を考えて、締め切り日近くまで粘った。それで二週間延長が分かり、より状況がはっきりするまでとあった。同地のモーツァルトフェストは市が運営しているので、バイエルン州の意向も分かる。つまり、5月から始まるので、前半は吹っ飛んでしまうだろう。6月のどこから動くかである。

サッカー欧州カップからすれば6月15日開催が決まっているので、ラインハルトゲーベル指揮の夜となる。しかし「イドメネオ」公演は11日である。もし根拠も無しにとなると本当に許せないことになる。判断如何ではゾーダー知事の政治生命が掛かっていると思われる。

ルートヴィヒスブルクの音楽祭の方も見た。ここはバーデンバーデンの延期の日程に重なっていたので、初日の券を購入していなかった。オクサーナ・リニヴが祝祭管弦楽団を振って「大地の歌」で開幕の予定だった。これも5月6日なので当然のことながら中止になって、現地から中継されることになった。但し大編成の「大地の歌」では無くて、ジョンケージ「4分33秒」と田園交響曲となった。楽団は寄せ集めでどの程度になるかは知れないが、楽しみである。特にケージの作品は11月にキリル・ペトレンコが振って話題になったので、それ以上に何かが出来る自信があるのだろう。お手並み拝見と行きたい。「田園」も勿論楽しみである。ネット中継でArteも中継する様なので話題性は逆に高まるかもしれない。

先行き不鮮明と同時に車中のラディオは既に優先接種第二グループの接種の終了が見えて来たことから、5月中旬からは打ちたい者が皆打てるようになるらしい。早く50%の分岐点へと乗せて欲しい。ドイツの場合は二本目の接種期間が守られるようになっているので、半数の二本終了は比較的他国と比較しても早めに完了すると思う。

ファイザーもモデルナもアストラゼネカと同じように血栓になるようだが若干比率が少ないようだ。なんでもいいから半数の人が自己犠牲で接種を終えてくれると話しは早い。死者も重篤者もごっそりと減れば後は公衆衛生上の扱いだけになる。

四半世紀ぶりに新譜LPを発注した。最近はCDよりもLPが出るようになったらしいので興味はあったが、リストを見てもこれというようなものが手ごろな価格では見つからなかった。一番欲しいのは買いそびれたアナログ録音盤だ。オペラもいいと思う。しかし実際にはそのような贅沢な商品は出ていなくて、嘗てLPを収集していた人が飛びつくようなものは少ない。あっても当時よりも高価であってはつまらない。

見つけたのは安売りのオルフェオ盤で、ミュンヘンでの録音などが多かったが殆ど購入出来ていない。そして発注したのもデジタル録音だった。CDなどで購入した方がお得でいいのだが、二枚で僅か12ユーロ以下で、なんと送料無料なら邪魔になっても試しに買っておきたかった。CDへと進む発売のあの当時でも例えば日本で新品一枚1000円では絶対売っていなかったと思う。外盤処分でもこれならば最低1500円ぐらいはしたと思う。

しかもその内容二枚ともフィッシャーディスカウのリーダーで、LPを引っくり返すぐらいが丁度いい。プフィッツナーとツェルター一枚づつ、前者はヘル、後者はライマンの伴奏である。どうしても手が出る。これで曲がりなりにも、アイヴス、ヴィーナーシューレ、その周辺と面白いところのLPが結構揃った。

そもそも最後に中古であってもLPを購入したのは前の世紀ではないかと思う。先ずはその梱包やジャケットや盤質など細かくチェックしてみたい。



参照:
とても参考になるLP 2019-10-17 | 音
新LP一枚5ユーロを切る 2019-10-16 | 生活

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