Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

日本趣味とか極東ミックス

2021-04-14 | 文化一般
寒の戻りで眠い。暖房を入れて温まると起きていられなくなる。少々の寒さを我慢して生活しているからだろう。

ワクチンの価格操作が二月に問題になっていた。ビオンテクが値上げを要求したからだ。一斉に批判が起こった。一回分54.8ユーロと法外な価格を要求したからだ。原資が税金から出ていることを考えると当然である。その前は3.40ユーロと他のワクチンと変わらない価格を手付として取っていた。それでビオンテクの奥さんのトルコ女性の顔が目に浮かぶ。商売上手なおばさんだ。

ニコニコして絨毯を玄関に置いて行く押し売りに近い。嘗て日本でも呉服屋さんなどは少々の手付で商品をそこに置いて行った。それで商売になる。結局EUは、夏までに16ユーロで話しをつけようとしている。そこからがまたディールだろうか。

世界で最も早く接種を進めたのがイスラエルで、まだ各国で認証がなされていない内に大量のサムプルを44ユーロで発注した。自らが実験台になっても良いという購入であった。まさしく価値が定まらない内に手を付けるユダヤ商法である。ワインでもその後の投機でも皆同じ思想で為される。EUが16ユーロで入手できたとすれば大分余分に支払ったことになるが、それ以上に得があればそれでよい。

抗原検査が考えられるよりも信頼できないという話題もある。感染して最初二三日は検査に出ず症状が出る頃になって初めて陽性になる。つまり八日間感染していても五日間しか陽性にならないことになる。つまり劇場で陰性で入場しても感染している可能性があるという事だ。これで少なくとも定員百パーセントの入場などは有り得ないことになるだろう。三割から五割入場までの昨夏並が秋までは続くであろう。

五月初めにはどこの音楽祭も団体も夏以降の計画を徐々に明らかにする予定である。五月にはパイロットプロジェクトなどとされる検査をすることで動かして行こうとするプロジェクトが前提となっている。しかしメルケル首相が感染防止法28条で法制化したように指数100を超えた時から対処が必要になる。

中華ポータルから気になっていた昨年九月のヴィーンでの「蝶々さん」を落とした。ラディオでは聴いていたが、国外には中継されなかったと思うと、なんでもそこにあることになる。演出はメトロポリタンの制作で亡くなった旦那のを弄るように中華系の未亡人が手直し演出をしている。メトのものもヴィデオでヤホの主演のものを観ている。やはり細かなところを大分変えているようだが、どう見てもエンタメの精々ブロドウェー風演出で設定とか何か以前に反吐が出る。
madam butterfly test01

Madama Butterfly at the Metropolitan Opera

Madama Butterfly: “Un bel dì”

THE MET: LIVE IN HD | 2015–16 | „Madame Butterfly” | Scena finałowa (Opolais, Alagna, Zifchak)

HUI HE 和慧 - Con onor muore...Tu! Tu! Piccolo Iddio- Madama Butterfly - The Metropolitan Opera 2019


日本趣味とか極東ミックスとか以前にこういう演出を観てそれでも舞台の読み替え云々とかいう人がいるのだろうか?どのように演出しても日本情緒趣味にこのオペラの意味はない。同じアスミク・グリゴーリアンが歌ったものでもいい演出ものはあったが、読み替え無しのもので感情移入どころかまともに観ている大人の感覚が解せぬ。



参照:
無いよりはまだ益し 2020-09-10 | マスメディア批評
暗黒に射す一条の光が 2020-12-23 | 暦
コメント
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