ミュンヘンは状況が悪くなってきているようだ。陽性者数が増えるのは構わないのだが、ICUが逼迫してきている様である。既にトリアージの準備を始めているというからドイツ初めての医療崩壊となる。原因はよく分からないが、バイエルンとザクセンなど東部が悪くなってきているのは気象状況など大陸性のそれがコロナ感染を広げている感じがする。
それを受けてミュンヘンの歌劇場は24日水曜日から来月15にまでは入場者数を四分の一にして更に2G証明に更に抗原検査の陰性を課される。一度払い戻して再販売するようだが、そこまでして出かけたい人がどれぐらいいるだろうか。恐らく火曜日に無料の検査所が紹介されると思われるが、冬の寒い中でそのような検査を受ける人がいるだろうか?事実上休止ではないか。
兎も角、バイエルン州は世界で最も高品質のマスクを義務化した地区であって、その有効性は今でも続いている筈なので、マスクが感染を押さえるというような仮定は殆ど否定されるだろう。ゾーダー知事に言わせると、アルプス地域はスイスでもティロルでも協調精神による接種がされておらず国境沿いは接種率が低いという数字を出してきた。マスクの誤算誤魔化すための方便か?
それだけ感染が広がると、バイエルン放送協会の交響楽団にも陽性者が出て、就任予定のサイモン・ラトル指揮受難曲でのヴィーンでのツアーなどが中止になった。先週まで大編成でバーデンバーデンで開催されていた演奏会が無事に終わったことが夢の様である。何回も復活祭やその順延公演が中止になっていたので溜飲下がる思いである。
手元には年内の入場券が四枚残っていて、まず最初のものは日曜日に問題なく使えそうで、その後の二回のフランクフルトがどうなるか。バーデンヴュルテムベルク州はクリスマス市もバイエルンの様には閉鎖しないが、それだけ規制は厳しくなる。新連立政権に入るだろう専門家ラウテーバッハなどは、上の2G規制、即ち未接種者を排除するだけでは感染拡大は収まらないとしていて、バイエルンと同じように2Gプラスしか方法はないとしている。もしそれでクリスマス迄に収まらなければ万事休すでお手上げという。そして犠牲者を出してもすぐには終了宣言が出せないだろうとしている。要するにどこでどのように収まってくるのかどうか誰も分からないのである。
恐らく接種した大多数の人にとっては、ブースター接種をいつするかぐらいの興味で、その他のことにはあまり興味がないと思う。そもそも政治約束で現政権は医療には余裕があり接種者には二度とロックダウンはないだろう。その為に接種しろという脅しを使ったので、ここでロックダウンに従う人はもういない。もう興味がない。
よって、連立の新政権もロックダウンは言い出せない。それがSPDのラウターバッハの見解になった。脅迫紛いの施策に罰が当たるときがやってくる。
参照:
再開は容易ではあるが 2021-05-05 | 文化一般
四回目のキャンセル 2021-04-25 | 雑感
それを受けてミュンヘンの歌劇場は24日水曜日から来月15にまでは入場者数を四分の一にして更に2G証明に更に抗原検査の陰性を課される。一度払い戻して再販売するようだが、そこまでして出かけたい人がどれぐらいいるだろうか。恐らく火曜日に無料の検査所が紹介されると思われるが、冬の寒い中でそのような検査を受ける人がいるだろうか?事実上休止ではないか。
兎も角、バイエルン州は世界で最も高品質のマスクを義務化した地区であって、その有効性は今でも続いている筈なので、マスクが感染を押さえるというような仮定は殆ど否定されるだろう。ゾーダー知事に言わせると、アルプス地域はスイスでもティロルでも協調精神による接種がされておらず国境沿いは接種率が低いという数字を出してきた。マスクの誤算誤魔化すための方便か?
それだけ感染が広がると、バイエルン放送協会の交響楽団にも陽性者が出て、就任予定のサイモン・ラトル指揮受難曲でのヴィーンでのツアーなどが中止になった。先週まで大編成でバーデンバーデンで開催されていた演奏会が無事に終わったことが夢の様である。何回も復活祭やその順延公演が中止になっていたので溜飲下がる思いである。
手元には年内の入場券が四枚残っていて、まず最初のものは日曜日に問題なく使えそうで、その後の二回のフランクフルトがどうなるか。バーデンヴュルテムベルク州はクリスマス市もバイエルンの様には閉鎖しないが、それだけ規制は厳しくなる。新連立政権に入るだろう専門家ラウテーバッハなどは、上の2G規制、即ち未接種者を排除するだけでは感染拡大は収まらないとしていて、バイエルンと同じように2Gプラスしか方法はないとしている。もしそれでクリスマス迄に収まらなければ万事休すでお手上げという。そして犠牲者を出してもすぐには終了宣言が出せないだろうとしている。要するにどこでどのように収まってくるのかどうか誰も分からないのである。
恐らく接種した大多数の人にとっては、ブースター接種をいつするかぐらいの興味で、その他のことにはあまり興味がないと思う。そもそも政治約束で現政権は医療には余裕があり接種者には二度とロックダウンはないだろう。その為に接種しろという脅しを使ったので、ここでロックダウンに従う人はもういない。もう興味がない。
よって、連立の新政権もロックダウンは言い出せない。それがSPDのラウターバッハの見解になった。脅迫紛いの施策に罰が当たるときがやってくる。
参照:
再開は容易ではあるが 2021-05-05 | 文化一般
四回目のキャンセル 2021-04-25 | 雑感