Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ネットで耳のチェックをする

2015-12-02 | 生活
雨の合間に峠登りをした。本格的に走るのは一週間ぶりである。足元が悪いのでゆっくりとジョギングテムポで走るが、運動不足か久しぶりに足が疲れた。血の巡りが悪いのだろう。それでも二年前ぐらいのペースだったが、残念ながら下りを飛ばすまでの余裕はなかった。流石に体重は72KGに増えていた。折からの絶え間ない暴風による倒木は思ったよりは少なく、針葉樹林の中の古い木に限られていた。

久方ぶりにネットのモスキート音検査をした。外は強風が吹き荒れて、気圧のためか耳が圧迫されたようで気になってきた。二年前に現在の眼鏡を作る以前は毎年陽が短くなると視力が気になってきたが、それは完全になくなった。その代り、最近は様々なアウディオファイルを聞き比べることもあり、高い周波数でのサウンドの新鮮味などがどうしても気になるからだ。

二種類のヘッドフォンもしくはイヤーフォンを差し替え引き替えして試してみた。正しく音程がとれるのは15KHzまでぐらいで、16KHzからは音程はなかなか取りにくくなるが、18.5KHzまではそよぎとしてなら分かる。それ以上は聞こえない。要するに20KHz以上は聞こえない。最低CD並の音響が欲しいのは当然で、それ以上も新鮮味として感じることは出来るのである。

こうした試験でいつも嫌になるのは、高級のヘッドフォーンとソニーのイヤーフォーンなどが周波数特性においては殆ど変わらない事を、イヤーフォーンは低い方でまともに鳴らないだけの違いである事を再確認することだ。そのように考えると、まともなイヤーフォーンではMP3では満足できないようになる筈なのだが、そこがまた不可解なのである ― そしてネットのモスキート音は殆どMP3音源なのだ。

掃除用の油落とし剤とともにスピーカーコードを初めて注文した。今までは付いて来ていたものを半分に切って使っていたが、先日壁に這わすコードの向きを変えて、整備しているうちに、もう少し皮が柔らかくて目立たないものが欲しくなった。

スピーカーコードは手軽なオーディオマニアのアクセサリーとして人気であるが、今までこれに金を掛けたためしがない。更に現在使っているのがアクティヴスピーカーシステムのそれも中高音部部だけなので、それほどの音質的な影響を受けないのが分かっているからである。だから細い方の2.5MM面積を10Mほど発注した。良くはなっても、音質が悪くならなければそれでよしである。残り5M近く残る予定なので、それはそれで使える。先ずは耳試しである。

同時に冬籠りの屋根裏に設置してあるサブのスピーカーシステムも、今週の掃除の日にもう少しコードの交換など整備すると、使い物になりそうになってきた。本体に付いているスイッチを何回か作動させて接触を良くしてから、またバスレフの穴を下に向きを変えてから設置すると、急に高音も低音も伸びるようになってきた。また、気が付かなかったのはそのシステムもアクティヴなので、最大30Wの電流が通っていたことで、出来ればタップスイッチを挟んで電気を遮断することも考えるべきか。

実は節電では一つ気になることがあった。先日の冷蔵庫のカビ取り清掃に続いて、パッキングを一部清掃修理、接続追加した後、サーモスタットが敏感になったかのように、消し点けが頻繁になった。パッキングの張り方で気密性が悪くなったかと気になりだした。冷蔵庫の中の電球は切ってあるので、中にヘッドランプを張り付けて暗い部屋で検査すると、光の漏れはないので全く問題なかった。外気温が低い筈なのに前よりも頻繁になったのは、違う原因なのだろう。少なくとも以前と比べて冷え過ぎにも暖まり過ぎにもなっていないようで、調子は悪くないのだ。



参照:
お目当ての録音をDL 2015-11-17 | テクニック
前に広がる無限の想像力 2008-06-17 | 音
薄暮に冷蔵庫から射す冷たい光? 2010-02-28 | テクニック
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行く年の終盤の計画

2015-12-01 | 
原節子の訃報が新聞に載っていた。彼女の言明を挙げて、「一度も楽しいと思ったことがない」映画出演からの引退と、彼女の映画を見たものならそんなこと信じられないと書く。大きな目、特徴的な鼻、高いおでこと、この手の「美」をもった女優であるクレタ・ガルボやイングリッド・バークマンにいつも付き纏う「自立」とは違って、その柔らかさが特徴だったとする。その笑みこそが、深い痛みから張り裂けそうな感情までを表現していたとある。

そこで小津作品の「東京物語」と同時に、黒澤の「我が青春に悔いなし」を代表作に挙げる ― もちろん日本の新聞のようにアーノルト・ファンク作品には言及しない。

今回の訃報を受けて、「もののあわれ」と、黒澤作品「夢」に描かれる「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」と詠む。

日曜日は予報通り朝から雨勝ちだった。早めに窓を見たが雨音がしていたので再びベットに潜り込んだ。そのあと雨が止んでいたが、地面の濡れ具合を見て、山登りを断念した。三週間続いた皆勤はこれで一先ず切れた。週明けには久しぶりに峠登りコースを走りたい。

そうしたなかでも広場ではアドフェントの催し物があったようだが、寒いので窓から顔を出して確かめることもしなかった。今年の気候は例年とは異なるので、この辺りの風物感も少し違う。

火曜日には週末に発注した換気扇のフィルターなどが届く予定だ。年内大掃除は、クロゼット周りと、油落としを注文したので台所上部、換気扇ぐらいか。オーヴンは丁度一年前に修理して掃除したので、今年は我慢しよう。先日、新たな家具・床磨きで階段や机は大分綺麗になった。ドアーとソファーなども少し手入れが必要だ。



参照:
Tragödie eines Lächelns, Japanische Schauspielerin Setsuko Hara gestorben, Andreas Kilb, FAZ vom 28.11.2015
甘酸っぱい野いちごの風味 2010-09-01 | 文化一般
面白さの醍醐味への見識 2015-11-27 | 文化一般
悪夢の特命潜入員 2005-09-01 | 雑感
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