紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

大沼・函館撮影旅行記~その2

2010-05-01 06:00:00 | 旅行
4月20日(火曜)は朝6時に大沼のペンションを出て函館市内に向かいました。天気は予報どおり小雨です。函館の漁港で撮影しようということで市内に入りましたが、函館山の麓の元町に近づくに従い、歴史的な洋風の魅惑的な建物が多くなってきます。そこで元町界隈で撮影ということになりました。

一番目の画像は、宝来町にある高田屋嘉兵衛の銅像近くにある、茶房「ひし伊」です。この建物は質屋の倉庫を改装したもので、かつて石川啄木が在函時代、妻の節子が通った質屋といわれています。二番目は、八幡坂にある函館西高校の近くの横小路ですが、モダンな和洋折衷の建物があちこちにあります。


(ひし伊は四棟繋がっていますが、左端が倉庫を改造した茶房となっている」


(西高付近の小路 こんな建物がたくあり、一日居ても飽きない)

三番目の画像は、函館山の麓宝来町を通る市電を撮影したものです。午前7時半頃でしたので学生がちらほらと通学のために乗り込む姿が見えました。なお、道内で市電があるのは、ここ函館と札幌だけです。


(左は、立待岬方面に行く電車、「谷地頭」はヤチガシラと読む 正面は大森浜)

元町界隈を離れ、そのまま坂を下ると金森倉庫群のある埠頭に出てきます。この界隈も絵になるところがたくさんあります。四番目の画像は午前7時半過ぎちらほらと通学する生徒が金森倉庫群を通るところを撮影しました。五番目は、OLYMPUS PEN E-P1でラフモノクロで撮って見たものです。


(午前7時30分 倉庫のお土産品店はまだ開いていない。通学の生徒や散歩中の人が時折り通る)


(浜や市場関係の車両であろうか、この石畳の道路をひっきりなしに通る)

なお、函館元町界隈や金森倉庫群については、2008.12.28付けYAPLOG「函館ぶらり旅」にも掲載しております。さて函館での撮影を切り上げて一旦岐路に尽きます。途中森町の鳥崎渓谷で最後の撮影です。下六番目の画像は案内板に寄れば、鳥崎渓谷八景の「二見ヶ滝」です。雪解け時期の水量の多い時期でこれくらいですと、真夏には消えてしまう可能性もありそうです。七番目の画像は、この滝の向かいを流れる川沿いに咲いていた蕗のトウです。


(落差は30-40mでしょうか、周囲はいまだセピアカラー)


(ND400フィルターでバックの小川の流れを雲のようにしてみた)

森町を離れ海沿いの国道5号線を北上します。途中噴火湾沿いの八雲町を超え、長万部町に入ると道の両側に「かに飯」を看板にしたのドライブインが立ち並びます。長万部駅前の食堂でかに飯の昼食をとったあと、道南の海岸線と別れ5号線は羊蹄山麓の黒松内町、蘭越町へと向かいます。

山中に入ると、様相が道南とは一変します。4月下旬だというのに周囲はまだまだ雪が残っているのです。進むに従い、霧が濃くなってきました。地表と空気中の温度差の関係でしょうか、霧が濃くなったり薄くなったり、でも相変わらず小雨が降っています。そんな中で撮ったのが、最後の二カットです。(旅行記終わり)


(視界30mほど、幻想的な風景が続き、何度も下車してパチリ)


(早春の田園 やっと雪が解けて、蕗のトウが出てきた)