紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

滝の撮影に行く

2010-05-24 05:00:00 | 日記
5月17日写友6人で、小樽市内の奥沢の穴滝、キロロの盤ノ沢の滝、同黄金岩の滝の三箇所で撮影してきました。奥沢の穴滝は二年ほど前にも行っております。奥沢町の水源地から車で20分ほど山道を走ると、行き止まりのゲートがあります。そこから更に山奥にほぼ一時間ほどのところに穴滝があります。穴滝というのは、滝の裏側が大きくえぐれている事から名前がつけられたようです。


(雪解け水の流れの中にはわらびに似た草が…)


(道路脇や山の斜面には、カタクリやエゾエンゴサクの花が、群落をなしています)

穴滝は、営林署の車道(一般車は進入禁止)から、沢沿いに500mほど入ったところにあるのですが、ここからが難所なんです。雪解け水で獣道はぐしゃぐしゃのぬかるみ、残雪の雪渓を歩くと、ズボッとぬかります。また川が増水していて簡単に渡れません。悪戦苦闘して滝から50mほど手前で、写友4人が脱落、穴滝目前で待機する事になりました。私とS氏の二人が進む事になりましたが、10mほど進むのに15分ほどかかります。

滝の手前20mほどのところで、悲劇が起こりました。40度ほどの山の斜面にへばり着いた雪渓に、足場を作りながら進んだのですが、トレッキングシューズが横滑りしてしまいました。掴まるものもなく、そのまま増水した急流に尻から落ちてしまいました。胸まで水浸しになりました。背負っていたカメラザックも三脚抱えたまま一緒に川の中へ。幸い急流でも、浅かった事と倒木があって、それに掴まり立ち上がれました。

慌ててザックを対岸の雪上に放り投げ、這い上がりましたが、胸から下はずぶ濡れです。ザックのなかのカメラ二台とレンズ三本は、濡れていませんでした。わたしもここで、断念、結局S氏一人が穴滝へということになりました。残り5人の写友は、付近で撮影です。戻ってきたS氏によると、まるで濁流が噴出したようで、絵にならなかったと言う事でした。今年は雪解けが遅く、来るのが半月ほど早すぎたようです。


(クロスフィルターで幻想的に…)

帰りの足取りの重い事、車で奥沢の水源地付近まで下り、そこで遅い昼食を取りました。水源地の桜は満開をやや過ぎ、一部茶色の葉が目立っておりました。ここの水源地は小樽市民の飲料水の源であるためか、6月の水道週間の時のみしか一般開放しておりません。桜の時期に開放して欲しいんですが…


(オレンジ色の橋は取水塔への通路、周辺一帯は立ち入り禁止です)

さて次はキロロの二つの滝の撮影です。一番手前にあるのが盤ノ沢の滝です。キロロのホテルピアノの前の駐車場から50mほど降りていきます。ここも道なき道を降りるわけで、笹薮に足を取られ、雪渓にぬかりながら進みます。次の画像を見ていただければ状況が分かるでしょうか。ここでも斜面が崩れ、川の中に落ちてしまいました。ただ膝まででしたが。


(足場の悪い事…ここでも急流に落ちて膝まで水浸しになりました)


(雪解けが遅く例年以上に水量が多い)

さて最後は黄金岩の滝ですが、写友の中には、これ以上の昇り降りは無理だ、と言う意見が出ましたが、滝のすぐ側まで車で行けます。昇り降りが全く必要ありません。時間も午後5時半を過ぎ、夕日が出てきました。時期によっては夕日で黄金色に周囲が輝く事があるので、黄金岩の滝と言う事です。


(滝に夕日が当たり、赤みが出てきたようにも…)


(川の流れも、スローで撮ると面白い絵になる)

5月24日AM10:50 画像の追加
写友・鹿戸氏から、小生が水風呂に入ったときの情けない画像が送られてきましたので、アップしておきます。


(左奥の斜面から転落、急流にドボン、濡れたまま引き返してくるところ、三脚カメラザックは手放さない)