前回に続き、小樽市内の桜スポット巡りのその2です。旧写団豊友会とフォートピアを統合し、さらに新会員数名を加え、計14名で新たに新「写団豊友会」となったことは前回も触れました。その第1回目の春の撮影会が、5月11日(日曜)行われました。午前8時に小樽美術館前に集合し、3台の車に計10人が分乗して、出発です。主な撮影スポットは、水天宮、小樽公園、天上寺、住吉神社、和光荘、朝里宏楽園、手宮緑化植物園、余市ニッカウィスキー工場等です。
余市のニッカウィスキー工場については、今年9月から始まるNHK朝のドラマの舞台となります。ですので、別途詳しく取り上げることにします。まずは順路に沿って小樽市内のスポットを取り上げます。なお、スポットによっては桜が終わっていて、いい画像がないこともありますので、11日の前後に撮影した画像も含めておりますので、ご了解ください。
(1) 花園橋と水天宮
JR函館線の跨線橋である花園橋の、水天宮側マンション横には数本の桜が植えられています。この辺りは電車と桜をからめて撮ることの出来る撮影スポットです。鉄ちゃんと呼ばれる鉄道写真マニアも時折見かけます。肝心の桜のピークはかなりすぎていましたが…
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札幌方面に向かう電車の流し撮りです。
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必殺赤電、縦流し!なんちゃっ…。撮影日は前日の5月10日です。
久しぶりの流し撮りで、感触が今ひとつピンときません。ほとんどのカットがブレブレでした。
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境内にあるミラー状の記念碑(小樽出身の詩人・川邨文一郎の歌碑)に映り込む豊友会の会員たち。
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本殿左わきにあるお宮。お宮の下部に朝日が当たり、キツネが浮いて出てきたように見えました。
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丸い穴の模様は何?これは桜が散るころ、600㎜のミラーレンズで撮影したカットです。散る桜もこう写れば、桜ではないような…
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ついでにこのカットも上げておきます。撮影会から10日後の水天宮から見た小樽港です。画面上部の葉は花びらが散った後の桜の枝ですが、面白いシルエットになったと思います。
(2) 小樽公園
訪れたときは染井吉野はじめエゾ山桜もすでに終わっておりました。撮るものがなく、すぐに次の撮影地天上寺に向かいました。ひとつだけ撮影したのは、公衆トイレの壁に映り込んだ樹木の影が面白く…
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コンデジ・PENTAX WG3でHDR加工しました。
次のカットは、5月23日に撮影したもので、桜ヶ丘球場(右手のグリーンの塀に囲まれた)の脇から撮っています。
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八重桜が満開でした。
(3) 天上寺
エゾ山桜が満開でした。
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桜と六地蔵。
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青いランドセル(正確にはナップランドという)を背負った親子が、新一年生の入学記念写真をここで撮るとか…
(注)ナップランドとは、ランドセルとナップザックを足して2で割ったような児童用の布製カバン。小樽市特有のカバンで、ランドセルに比べ軽く安いのが特徴。
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境内の端に咲いたチューリップに目が釘付けになりました。
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PENTAX WG3で色残し加工しました。
(4) 住吉神社
エゾ山桜が満開です。
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青空に桜は、映えます。
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おみくじがまきつけられています。
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縁石に落ちた花弁と桜の葉の影。
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手水鉢に浮かぶさくらと九星運勢の看板のトリコロールカラー。
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去年撮影したカットです。時間や日差しの具合で、ガラッと違った印象になります。
(5) 和光荘
潮見台の潮陵高校の裏手にある和光荘は、小樽市の歴史的建築物に指定されています。地元企業の北の誉酒造の経営者野口氏の個人所有邸宅です。大正11年建築のこの建物は、当時の最新技術と贅を尽くした豪壮な邸宅で、のちに宿泊所としても使われ、大正天皇、昭和天皇と皇后も宿泊したことがあります。
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前の広場には数本の梅の老木があって、満開でした。左側に手入れの行き届いた庭園があるのですが、この日は管理人が不在で立ち入ることが出来ませんでした。
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建物の前にある人工池。
(6) 朝里川温泉の宏楽園
樹齢100年を超える桜の老木が数多くあります。道路から本館までの道の両側に桜並木が続き、実に壮観です。
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ピークを多少過ぎていて、葉桜に近い木もありました。
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近隣の住民も数多く見物に来ます。
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木の周辺はピンクに染まっています。
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上の画像と同じ樹木ですが、HDRにしてみました。
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一部のエゾ山桜はすでに花びらが落ちて、葉が新緑に変わってきています。
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枝垂桜もあります。
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下から青空に透かして見ると、桜の滝に打たれているような気がします。
(7) 手宮緑化植物園
当初の予定では、小樽市内桜の名所の一つである長橋町の苗穂公園でしたが、前日に所用で公園に寄ったときには、葉桜状態でした。そこで、急遽緑化植物園に変更しました。こちらは染井吉野もエゾ山桜も満開状態でした。なお、緑化植物園は、手宮公園の海側に位置します。
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海が見えるこの公園は市民に人気のスポットで、桜の時期以外でも休日には大勢の市民が散策に訪れます。なお画像は多少デフォルメしております。
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この日は好天、多くの市民が桜&海の景色を楽しんでいました。
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楽しんでいたのは、カメラマンも同じ。
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大人だけではありません、子供だって桜を楽しんでいます。
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枝垂桜が、微風になびいて、三脚持参しなかったので、手持ちではこれが限界でした。
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上の微風になびく桜の全体像がこちらです。
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コンデジのHDR加工を使ってみました。
この後は、最後の撮影地である余市に向かいました。余市のニッカウィスキー工場裏の余市川の堰堤に桜並木があります。工場見学と堰堤の桜並木の撮影です。なお、NHK朝のテレビドラマで、余市のニッカウィスキー創業者である、竹鶴正孝夫妻(リタとまっさん)の物語が9月から始まります。ですので、別途詳しく取り上げたいと思っています。なお、次回5月31日(土曜)は、桜紀行2014の最後として札幌の桜スポットを取り上げます。