4月下旬に入るや、暖かい日が続き、あっという間に小樽市内の桜名所は、開花、満開になりました。市内で最も早かったメルヘン広場はすでに散り、葉桜状態になりました。例年ですと、小樽市内のサクラは、GW後半にかけて咲き始めるのですが、去年と今年は1週間ほど早く開花したようです。
小樽観光協会が出している「おたる さくらまっぷ」には、市内8カ所が名所として載っていますが、その見どころ情報によれば、標高の高い天狗山を除けば、いずれも開花は5月上旬~中旬となっています。去年今年と大外れ。
さて例年にも増して早まった開花、撮り歩く方も大変、好天ばかりとは限りません。できればせっかく咲いた桜、陽が燦燦と射す中、青空をバックに取りたいものですが…。
☆小樽運河の最北端の向かいにある運河公園(4月28日)
前回「水天宮」の項でも触れましたが、日露サハリン割譲会議が行われたのが、この公園の向かいにある旧日本郵船小樽支店。現在補修中で工事用シートで覆われている。
なお、この公園には「赤い靴の少女」の像もあります。
運河沿いの道路から1歩公園内に入ると、桜とシラカバの木がたくさん。右奥白いシートで覆いかぶされているのが、旧日本郵船小樽支店。
公園の隅にたたずむ「赤い靴の少女」の像。「赤い靴履いてた女の子…♪」の童謡は、小樽日報社に勤めていた野口雨情が作詞しました。なお、小樽日報社では、石川啄木も2か月ほど新聞記者として雨情と机を並べたとか。
<赤い靴の少女>その経緯にはとても悲惨な事情が秘められている。詳しくは、クリックでWikipediaにジャンプ。
運河公園全体は、このように中央に噴水があります。夏にはその一角でバンド演奏会なども行われます。
小樽運河北の端で撮影。中央右端に桜が見えているのが運河公園、緑の屋根の大きな建物はトイレ。ここ運河公園では、大きなイベントが行われるので、施設も大きい。
☆小樽住吉神社のサクラ(4月28日)
本数は多くはないが、国道から本殿までの長い階段の両側に桜がある。
正面に石狩湾が望め、気象条件次第で、対岸の暑寒別連邦が見えます。
鳥居が3本建っていて、鉄ちゃんなら、3重連というところか(不謹慎だったかな)。
本殿前の狛犬の近くに数本の桜。種類が違うのか、咲き方がバラバラ。
手水鉢は現在修理中、と言うより新しい竜土水が取り付けられるのかも。
なお、副参道(赤い鳥居)が、この手水鉢のさらに後方に取り付けられるようだ。図解入りのパネルが掲示中でした。
社務所横のこの古木が、最も見事。奥に残雪が見える。
☆「さくらまっぷ」No.5の天上寺へ(4月28日)
境内が傾斜地で日当たりのせいなのか、開花が他所よりも遅い。という先入観があったが、来てみると満開の木もある。
最初に目につくのが赤い頭巾の六地蔵。あれ、1体かけちゃった。奥の市建設部庁舎前のピンクのサクラに気を取られ…
門の両側に建つエゾヤマザクラも見事、満開に近い。
本殿下の駐車場から見ても見事。右下に、残雪が黒っぽく残っている。
☆「さくらまっぷ」No.3の小樽公園(小樽市民公園、中央公園と言うこともある)(4月28日)
エリアがとても広く、マップによれば、桜は650本あるとのことだが、点在しているため、撮影しにくいのが難点。
裁判所側から道路を進むと、正面に見える老木があるが、これは梅の木。車は小樽市内、石狩湾が一望できる駐車場へ停める。
見晴らしのいい休憩場にはイステーブルが数脚設置されている。この時期桜、コブシが咲き誇るも、点在していて撮りにくい。
総合体育館の前はグラウンドになっていて、この日も野球の練習が行われていた。向こう側に5-6本の桜が咲き誇っていた。
前前掲の梅の古木横は「桜が丘野球場」、その近くで真っ赤な桜を発見。枝から見ても桜の木に間違いなし。グーグル図鑑で検索しても、バラとしか出てこない。バラじゃない、桜だとPCに毒づいても反応なし。色に惑わされたか、人間と似ておる…
園内をふらついていると、カタクリを発見。あちこち、枯葉の隙間から可憐な姿を見せているものの、かたまっているのはこの3本だけだった。
小樽市建設部庁舎(旧松枝中学校校舎)横は八重桜が満開だ。桜越しに天上寺の緑色の屋根が見える。
同所の八重桜、八重桜は1~2週間遅れで咲くはずだが、品種の違いかな?エゾヤマザクラと同じころ咲くとは??
☆その他の公園など(4月28日)
JR南小樽駅そばの「住吉公園」 エゾヤマザクラが満開、小樽駅行きの電車が踏切を通過中だった。
再度掲載しますが、二段公園。左奥のおじさんは、桜を撮り歩いてフラフラ、ベンチで休むペアがいい感じなので、パチリ。
次回も桜撮り歩きを紹介します。
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