デジカメコレクション デジカメ大好き

デジカメでいろいろ撮ってます 腕が悪いくせにカメラのせいにして買ったカメラが150台超えました

稚児落とし

2017年05月04日 | 観光 旅日記
岩殿山山頂で天気が回復してきたので、脚を伸ばして、見る価値ありとパンフレットに載っている稚児落としを目指しました。そもそも今回のハイキングはJR東日本の「駅からハイキング」というサイトにあって、電車だけで行けるハイキングということで、GWの渋滞もなくいいかなと思って行ってみることにしました。そのパンフによると岩殿山から隣の天神山まで1時間、そこから稚児落としまで20分、そして下山して大月の駅まで1時間20分となっていました。雨の止むのを待って14時近くなってしまったけど3時間の行程、写真撮りながらでも18時には大月駅に帰れるだろうと歩を進めることにしました。

ところがハイキングなんて優雅な道ではありません。ロープつたいの沢下りあり、大きな岩のロッククライミングあり、道もまったく整備されておりません。道標も稚児落としと書いてあるだけで、あと何kmとか何分とかは全く書いてなくて、自分がどのあたりを歩いているかわかりません。困ったときのスマホ、でもグーグルマップにもその道は載っていませんでした。これでは途中回避もできません。

写真のようにロープが1本垂れ下がっているだけ、何の説明もありません。これで登れってこと。X-M1


もっとひどい道もあったのですが、写真撮る余裕もありませんでした。ようやく2時間くらいかかって天神山山頂に着きました。写真左の山を越えてきたようです。X-M1


天神山山頂からの富士山、苦労が報われます。X-M1


さあここから20分で稚児落とし、またひどい道だろうから30分かなとか気を取り直して向かいました。するといきなり究極の2択、「崖コース」か「林間コース」(途中崩落があって歩行困難です)だって。崖コースは切り立った崖にロープ1本張ってあるだけ、そしてどん詰まりには垂直に垂れ下がった鎖が・・・。戻りたくない、進むしかない、仕方なく崩落を選びました。

崩落しててもロープ1本、しかも結んだ木が折れている。1時間くらいかかってなんとか道らしい道になりました。もう西日が・・・。E-M5


そしていよいよ稚児落としが見えてきました。ここも柵も無い崖っぷちを歩かされます。ちょっとつまづいたら転落死?でも今までの行程で神経が平常じゃなくなっていて、あまり怖いと思いませんでした。E-M5




崖っぷちに立って下を見下ろしました。ここも何の管理も無く野放しです。よく怪我人が出ないものだと、まあ落ちたら怪我じゃ済まないと思いますが。E-M5




夕陽のあたる富士山に出会えました。少しの満足と大きな不安が・・・。E-M5


ここで写真はおしまいです。不安は的中しました。下山ルートもとんでもない、しかも日がとっぷりくれて。ロープや鎖は登るときよりも降りるときのほうが数倍怖い、しかも腕力もより必要です。なんとか遭難しないで道なき道を降り、大月駅に着いたのは20時をまわっていました。まあ大月市の管理保全が悪いのか、こんなところ紹介するJR東日本がひどいのか。パンフレットにはこどもと一緒に登ろうって書いてありましたが、絶対こどもは連れて行かないほうがいいですよ。そういえば岩殿山山頂以降は誰一人とも出会いませんでした。知ってる人は行かないってことですね。念のためパンフレットのURL添付しますね。興味ある方見てください。
http://www.city.otsuki.yamanashi.jp/kanko/images/02_06-Otsuki-pdf.pdf#search=%27%E5%B2%A9%E6%AE%BF%E5%B1%B1%27

カメラはX-M1とE-M5を持っていきました。写真少なく文句の多いブログですみません。