Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

風呂場でスプラッタ

2009-08-04 00:11:21 | 日記?
去年の6月のこと、携帯持って転んだ私は右手の小指の腱を断絶、結果、マレットフィンガー=槌指の持ち主となってしまったことは一年前の記事に書きました。

その時「僕も、ほら」って言いながら曲がった小指を見せてくれたお医者の言葉を思い出しました。

「日常生活で支障があるって言ったら、顔を洗うときに誤って鼻の穴に入れちゃったりするぐらいで、あとはたいしたことないですよ」って言葉。

「あははは」って笑って返した私。

そんなおっちょこちょいなことはしませんよ・・・って思ってました。
実際、この一年間、特に問題なく過ごしてきました。
さっきまでは。



ことの発端は小さな蛾。
窓際に置いた炊飯器の近くにとまっていたその小さな蛾を見て「あ~あ、入ってきちゃった」って思いつつ、特に何もしなかった私がシャワーを浴びようと浴室に入ったら、なんと目の前にそいつの姿。

何が苦手って、昆虫ほど苦手なものはない私です。
蚊さえも滅多なことがない限りこの手で殺すことはありません。
ゴキブリでさえ、出来ることなら出てってくれと拝み倒します。

・・・が、浴室の、しかも自らシャワーが落ちるあたりをフワフワしてる小さな蛾を、どうやったら外に出せるでしょう。

そうこうしている間に、私の中に、いつもこういった状況のときに思い浮かぶ言い訳が浮かびました。

「アフリカ象だって歩いているだけで殺生する場合がある」ってこと。

私の縄張りに飛び込んできたのが運のつき。
ゴキブリならいざ知らず、このサイズなら・・・。
しかたあるまい。
ナンマイダ。

果たして、小さな蛾はお陀仏。

それでね、家の風呂場が最新式ユニットバスとかなら彼の姿も見なくて済んだのかもしれないんだけど、築20年のアパートなもんで、見たくなくても見えちゃうわけですよ。
いくら私の縄張りに入っちゃったからとはいえ、結果的には私が殺生してしまった現実から逃避したい一心で、とにかくちゃっちゃとシャワーを済まそうと努めました。
髪は洗ったから、次は顔、その後全身。

というわけで、いつもなら椅子に座ってゆっくり洗顔するはずが、排水溝に近づきたくないあまりで、中途半端な体勢で、めちゃくちゃ急いで事を済まそうとしたその瞬間。



ズボッ!

ポタポタ・・・。



あのときのお医者の顔が浮かびましたよ。
(一度しか会ってないから顔なんてほんとは覚えてないけど)

鼻血なんて何十年ぶりだろう。
今朝、伸びた爪が気になって短くしたのは不幸中の幸い。

痛い目見たけど、殺生を正当化しようとした自分へのバチだと思えば、とりあえず、良心の呵責はもう、感じなくてもいいと思うと心が晴れる。
血もすぐ止まったし。

でも、なんだこの不条理感は。( ̄ω ̄)
なんでそのぐらいでこんなバチをかぶらにゃならんのだい?

 *「ばちかぶる」とは「ばちがあたる」の九州方言

そっか、「バチ」だとか考えるからイカンのね。
携帯片手に足元不注意で歩いてた一年ちょっと前に遡り、ただ単に、落ち着いて行動しましょうって教訓的な出来事ってことですよ。


注意一秒怪我一生。
みなさまも、ご注意ください。
コメント (4)
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