アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

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ポワント・デビュー♪

2009-10-16 11:05:05 | Weblog
昨日の木曜日は《大人から始めるバレエ》クラスのレッスンの日でした。
そして、クラスメンバーのトモコ、ユミコ、ユキさんの3人が揃って《ポワント(=トゥ・シューズ)デビュー》しました
まずは通常通りのバー・レッスンをきちんとすませてから、
「はぁい、みなさんポワント履いてくださぁい
3人はピカピカのポワントを取り出し、そっと足を入れて…。お互いにひそひそと教えあったりもしているのかな…。
で、2分位で私は自分のポワントを履き終わり、紐の締め具合や履き心地のチェックに爪先で立ったり足首を回したりしながらふと見てみると…
「うぇぇ~、まだ片っぽも終わってないのぉ…
「す、すみません 不器用なものですから…
ユミコ。
結局、紐のまわし方が上手く出来ないとか、きれいに結べないとか、結び目をきれいに仕舞えない、とかで、まるで初めてサテンシューズを履いた時のジュニアと同じである…
ま、みんなが無事に履けたところで、さあ、両手でバーに掴まって《足の使い方・たて方》の練習を片足ずつ。
大切なポイントがいくつもあるからね、丁寧に丁寧に
次は両脚揃えて、まずは足の指の付け根までかかとを引き上げて、そこから今度は爪先で立つところまでさらに引き上げる。
「立つんじゃないのよ、“引き上げる”のよ。爪先よりもアンダーバストのほうが“前”ですよ
それから、プリエを取り入れて足首のストレッチをする練習をしたり、レッスン曲にあわせてスッとポワントに立ち上がる練習をしたり…。
「じゃぁ5番ポジシオンのスゥシュから、バーを伝って横に歩いてみましょう。あとから引き付ける脚は必ず5番に重ねるのよ」
トモコから一人ずつ、 2、1 2、1 2、…と伝い歩きの練習です。
「う~ん これは…
彼女たち、生まれて初めてポワントを履いて爪先で立って歩いているのに、
膝が曲がらない
のである これは素晴らしい
カッコンカッコンと膝が緩んだり曲がったまま、ポワントで動いている人をしばしば見かけるから、彼女たちの膝が曲がらない・緩まないというのはとっても嬉しいことなんです。
以前私の発表会を観にきてくれたバレエ関係者から
「先生のところの生徒さんってポアントの時に膝が曲がっちゃう子が一人もいないのね
と感心されたことがあるのよ。
私は自分が40年以上ポワントで踊ってきて、《プリエ》を使う時以外膝は曲がらないものだと思い込んでるから、自分の生徒の膝が曲がらないことも単なる当たり前でしかなくて興味を持ったことなんかなかったの。
改めてそうやって褒めて頂いて、
「そういえばそうだわねぇ」
と気付いたくらいで…。
だから、じゃぁ大人で初めてポアントを履く場合はどうだろう、と興味津々だったんだけど、トモコユミコユキさんも、お見事でした
しかし、何故、私の生徒はジュニアも大人もポワントの時に膝が緩んだり曲がったりしないのかしら…、これは嬉しい謎です
コメント
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