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レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

好きこそものの…、またその後…

2009-01-22 15:57:39 | Weblog
ああら、いきなりハードな曲聴くのねぇって感じで今日も始まりました
下の階からロックのビートがズムズム響いてくる
どうやらヴォーカルに合わせて口ずさんでいるらしい声も微かに聞こえてくる
でっ、分かったことがある
彼の場合、ヴォーカルに合わせて口ずさんでるうちに、自分も同じ声が出せるような気になってしまうらしい。ヘッドホンを装着してるから自分の声は聞こえないし…。
その結果、
『ばぢらべぎゃらばぬ゛びょぜぢゃむ゛ぃぃぺぃぃっ』
てなことになっちゃうらしいのだ
どうかそのまま、ヘッドホンを装着したまま、客観性には目覚めないでいておくれ
屋根裏に潜み(たまたま上の階に住んでるだけ)
『歌え!音楽に選ばれし天使よ!』(ん?見放されし堕天使、のほうが正しいか…?)
『何も恐れることはない!』(ちょっとは恐れたほうがいいかも…)
と彼の歌が聞こえてくるのを毎日心待ちにしている…。
とんだオペラ座の怪人である…
私は、本物のオペラ座の怪人のように、彼を超一流のシンガーに育てることはできないが(当たり前である!)、彼のためにしてあげようと考えていることが一つある。
それは、いつの日にか彼が己の寿命を全うし、地獄に至った時、
閻魔大王に対し奉り、彼の減刑嘆願をしてあげる
つもりなのである。
かの芥川龍之介によれば、極悪非道のカンダタが「一匹の蜘蛛を踏み殺さなかった」その一事に免じて、お釈迦様は救いの蜘蛛の糸を垂れ給うたというではないか。
一匹の蜘蛛ならぬ、歳古りた一匹の女怪をいやいやいやいや、もとい、歳を重ねた一人の女性を、毎日毎日愉しませてくれるのである。
そこには何の意図も打算も、作為も欲もなく、ただただ彼の無垢なる本能の発露があるばかりである。
カンダタが「蜘蛛を踏み殺さなかった」ことを覚えてすらいなかったように、下の青年も、上の階の住人が笑い声を抑えつつ毎日毎日愉しんでいようとは、知る由もなかろう。それでいいのだ(あったりまえだ、知られたらマズイじゃないか)。
救いの蜘蛛の糸を無にしたのはカンダタの業のなせるわざ。下の青年が私の減刑嘆願を活かすか無にするか、それも彼次第である
その頃私は
血の池でシンクロナイズド・スイミングに励んでいるか、
針の山でトレッキングにハマっているか、
どちらかだと思うから呼び出してちょうだいね…

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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朝から・・・ (愛未ママ)
2009-01-23 08:43:06
おはようございます
朝からPCを覗き込み一人で笑ってしまいました
下の階の住人さんにも爆笑ですが、先生の文章の書き方が素晴らしくかなり面白いですッ
朝からほっぺの筋肉運動ができました

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楽しい〓 (ユミコ)
2009-01-24 00:01:35
16日のブログから一気に読みました思わず大笑い個性的な住人がご近所さんだと日々が楽しくなりますね私もその歌声を聞いてみたいです憎めない下手って良いものですねこれからの彼と先生のコメントが気になります
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