■ オーディオの夢の時代 ■
私達が中学、高校の頃は、オーディオのフルセットを揃える事が夢でした。
80年代日本は、オーディオ天国でした。
\79,800のプリメインアンプは激戦区でした。
サンスイのAU-607シリーズを筆頭に、
各社がこの価格帯に利益度外視の様な物量を投入していました。
\59,800のスピーカーも熾烈な争いでした。
30cmのウーファーをベースにした3ウェイが基本でしたが、
大体、前述の\79,800のプリメインアンプで鳴らしていました。
ONKYOのD-77が分野の先駆者でしょうか。
CDというデジタルソースの出現で、
ひたすら広帯域、低歪という測定データ重視、
「物量=価値」という単純な時代でした。
■ BOSEという選択肢 ■
その頃、カフェバーのスピーカーと言えばコレ。
BOSE 301。
白いカフェバーに、白いBOSE。
何となく軟派なイメージがしてヘビーデュティー嗜好の私などは、
あまりBOSEが欲しいとは思えませんでしたが、
友人達の部屋で聞くBOSEは、101も、301も、楽しい音で鳴っていました。
「この高音が」とか、「コンバスの弦の解像度が」などという点ではダメなのですが、
音楽を聴いていて楽しいスピーカーでした。
音楽の「うねり」の様な物を良く表現し、
ボーカルの表情が良く伝わる。
当時を振り返ると、
音楽好きはBOSEや自作フルレンジ(長岡式)を選択し、
機械好きは、国産をカタログスペック重視で選んでいた様に思います。
さて、時代が30年経ち、どちらが優れていたかは自ずと結論が付いていると思います。
国産オーディオはほぼ絶滅の状況にあり、
ミニコンポと一部愛好家向けの高級機だけの市場になってしまいました。
一方、BOSEはホームシアターというフィールドにも進出し、
今でも楽しい音を鳴らし続けています。
■ ハイファイは疲れる ■
私もオーディオに随分と散財しました。
しかし、結局行き着く先はラジオの音。
先日までは、仕事用のデスクトップシステムに、
カナダのスタジオ用のアンプ(BRYSTON B-60)と
イギリスのMONITOR AUDIOの小型スピーカーを組み合わせていましたが、
結局、殆ど使用しませでした。
何故か・・・眼前にミニチュアの音像が並ぶと、煩わしいのです。
そもそも、ステレオ自体が擬似音場でしかありません。
脳は多分、その擬似的な音場を補正して尤もらしく聞かせる為に、
結構な労力を使うのでしょう。
低音も高音も、現実のものとは違います。
すると、脳は又イコライジングでこれに対応しようとします。
ですから、仕事中になまじなハイファイ(死語ですが)を聞くと、
仕事に集中出来ません。
■ yahooオークションで間違って落札したギターアンプ ■
いきなりギターアンプです。
yahooオクでオーディオのアンプのコーナーに間違って出展されていました。
何の気無しに\3,000で入札したら、落札してしまいまいした。
息子にでもあげようと思い、送金したら、商品が届きました・・・。
日本フェンダーの小型のギターアンプです。
5インチのスピーカーが2個搭載されています。
何と、これがセレッションです。
かつて、マーシャルのギターアンプはセレッションを使用していました。
セレッションはイギリスの老舗のスピーカーメーカです。
レーザーによる振動解析を駆使して開発されたSL-600は、
現代スピーカーの原点と言っても過言ではありません。
私もセレッションの音は大好きです。
今でもSL-3を所有していますし、
SL-6とLINNの黒箱で鳴らすビートルズは最高です。
決して鳴りすぎる事が無く、されど聞きたい音は聞こえて来る。
それがセレッションです。
現在は台湾当たりのメーカーに商標を売却してしまって、
名ばかりセレッションですが・・・何となく嬉しい。
さらに、このアンプ、RCAのライン入力が付いている。
スピーカーが2発だから、ステレオ入力に対応する様です。
さらに、ディストーション回路を搭載している。
早速、息子のエレキギターを拝借して、ギュイイイーーンとやったら、
超気持イイ(ギター、弾けません・・・。)
ギュイーーンとアメリカ国家を下手ながら弾けば、気分はジミヘンです。
■ 最高のi-Pod用オーディオ ■
さて、せっかくRCA入力が付いているのでi-Podを繋いでみました。
コードは自作のベルデンのマイクケーブルと、ノイトリックの端子の物です。
ギターアンプでは音量調整出来ないので、i-Pod側で音量調整をします。
・・・イイ・・・凄くイイ・・・。
楽器の音も、ボーカルも自然で聞きやすい。
レンジが狭いので、最近のJ-POPSも破綻無く再生できる。
ボーカルと演奏とのバランスも絶妙。
何と言っても、ギターの音が艶っぽくてGOOD。(そりゃーギターアンプですから)
という事で、フェンダーのギターアンプは私の愛用品となってしまいました。
私達が中学、高校の頃は、オーディオのフルセットを揃える事が夢でした。
80年代日本は、オーディオ天国でした。
\79,800のプリメインアンプは激戦区でした。
サンスイのAU-607シリーズを筆頭に、
各社がこの価格帯に利益度外視の様な物量を投入していました。
\59,800のスピーカーも熾烈な争いでした。
30cmのウーファーをベースにした3ウェイが基本でしたが、
大体、前述の\79,800のプリメインアンプで鳴らしていました。
ONKYOのD-77が分野の先駆者でしょうか。
CDというデジタルソースの出現で、
ひたすら広帯域、低歪という測定データ重視、
「物量=価値」という単純な時代でした。
■ BOSEという選択肢 ■
その頃、カフェバーのスピーカーと言えばコレ。
BOSE 301。
白いカフェバーに、白いBOSE。
何となく軟派なイメージがしてヘビーデュティー嗜好の私などは、
あまりBOSEが欲しいとは思えませんでしたが、
友人達の部屋で聞くBOSEは、101も、301も、楽しい音で鳴っていました。
「この高音が」とか、「コンバスの弦の解像度が」などという点ではダメなのですが、
音楽を聴いていて楽しいスピーカーでした。
音楽の「うねり」の様な物を良く表現し、
ボーカルの表情が良く伝わる。
当時を振り返ると、
音楽好きはBOSEや自作フルレンジ(長岡式)を選択し、
機械好きは、国産をカタログスペック重視で選んでいた様に思います。
さて、時代が30年経ち、どちらが優れていたかは自ずと結論が付いていると思います。
国産オーディオはほぼ絶滅の状況にあり、
ミニコンポと一部愛好家向けの高級機だけの市場になってしまいました。
一方、BOSEはホームシアターというフィールドにも進出し、
今でも楽しい音を鳴らし続けています。
■ ハイファイは疲れる ■
私もオーディオに随分と散財しました。
しかし、結局行き着く先はラジオの音。
先日までは、仕事用のデスクトップシステムに、
カナダのスタジオ用のアンプ(BRYSTON B-60)と
イギリスのMONITOR AUDIOの小型スピーカーを組み合わせていましたが、
結局、殆ど使用しませでした。
何故か・・・眼前にミニチュアの音像が並ぶと、煩わしいのです。
そもそも、ステレオ自体が擬似音場でしかありません。
脳は多分、その擬似的な音場を補正して尤もらしく聞かせる為に、
結構な労力を使うのでしょう。
低音も高音も、現実のものとは違います。
すると、脳は又イコライジングでこれに対応しようとします。
ですから、仕事中になまじなハイファイ(死語ですが)を聞くと、
仕事に集中出来ません。
■ yahooオークションで間違って落札したギターアンプ ■
いきなりギターアンプです。
yahooオクでオーディオのアンプのコーナーに間違って出展されていました。
何の気無しに\3,000で入札したら、落札してしまいまいした。
息子にでもあげようと思い、送金したら、商品が届きました・・・。
日本フェンダーの小型のギターアンプです。
5インチのスピーカーが2個搭載されています。
何と、これがセレッションです。
かつて、マーシャルのギターアンプはセレッションを使用していました。
セレッションはイギリスの老舗のスピーカーメーカです。
レーザーによる振動解析を駆使して開発されたSL-600は、
現代スピーカーの原点と言っても過言ではありません。
私もセレッションの音は大好きです。
今でもSL-3を所有していますし、
SL-6とLINNの黒箱で鳴らすビートルズは最高です。
決して鳴りすぎる事が無く、されど聞きたい音は聞こえて来る。
それがセレッションです。
現在は台湾当たりのメーカーに商標を売却してしまって、
名ばかりセレッションですが・・・何となく嬉しい。
さらに、このアンプ、RCAのライン入力が付いている。
スピーカーが2発だから、ステレオ入力に対応する様です。
さらに、ディストーション回路を搭載している。
早速、息子のエレキギターを拝借して、ギュイイイーーンとやったら、
超気持イイ(ギター、弾けません・・・。)
ギュイーーンとアメリカ国家を下手ながら弾けば、気分はジミヘンです。
■ 最高のi-Pod用オーディオ ■
さて、せっかくRCA入力が付いているのでi-Podを繋いでみました。
コードは自作のベルデンのマイクケーブルと、ノイトリックの端子の物です。
ギターアンプでは音量調整出来ないので、i-Pod側で音量調整をします。
・・・イイ・・・凄くイイ・・・。
楽器の音も、ボーカルも自然で聞きやすい。
レンジが狭いので、最近のJ-POPSも破綻無く再生できる。
ボーカルと演奏とのバランスも絶妙。
何と言っても、ギターの音が艶っぽくてGOOD。(そりゃーギターアンプですから)
という事で、フェンダーのギターアンプは私の愛用品となってしまいました。